ASUS Zenfone 6 レビューシリーズ
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アイフォン修理のダイワンテレコム渋谷店です。
ASUS Zenfone 6の最大の特徴は、背面カメラが回転してインカメラにもなる「フリップカメラ」ですが、回転する事や、メインカメラが回転する事で得られる世界最高画質のセルフィーにばかり話題が集中していますが、実は、Zenfone 6のカメラはかなりの実力を秘めていると言われます。
1/2インチ4800万画素という超高解像度を誇るソニー製積層型CMOSセンサー「IMX586」を搭載し、レンズはf値1.79と明るく大口径で、レーザーオートフォーカスを採用しています。
一方、歴代iPhoneの写真には定評があり、その表現力はiPhoneをチョイスする大きな要因となっているのは周知の事実です。
Zenfone 6レビュー第4回は、早秋の植物園でのiPhoneXSとの写真対決としました。
以下に掲載する写真は、大きさだけを変更(700×525)、設定等は各々のスマホのデフォルト設定のままです。
iPhone XS
Zenfone 6
本来は薔薇のアーケードですが、薔薇の季節ではないのでバラをはじめとする植物の緑が主体となっています。
全体的に、iPhone XSは引き締まった画像ですが、Zenfone 6の方は明るすぎて一部が白飛びしてしまっています。
iPhone XSでは水色に表現されている空も、Zenfone 6では真っ白に飛んでしまっていますし、その他の部分でも白飛びを起こしている部分が何か所か見受けられます。
そのせいか、全体的にも立体感がなくメリハリのないのっぺりした写真に感じます。
iPhone XS
Zenfone 6
オリジナルから同じ部分を切り出したものです。
中央の赤い提灯の上部で大きな違いがあります。
Zenfone 6の方は木漏れ日が当たっている部分が白飛びしてしまっているのに対し、iPhone XSではちゃんと木漏れ日とわかる写真になっています。
Zenfone 6は、その他の部分でも提灯に陽射しが当たっている部分はほとんどが白飛びしているのがわかります。
さらに、提灯の奥の背景の日向になる部分がまったく表現できていません。
iPhone XS
こちらも空の表現がだいぶ違います。
iPhone XSでは、樹木の左右は、左が雲で、右が青空であることが分かりますが、Zenfone 6では、同じように見え、両方とも雲に見えてしまいます。
手前のテーブルとイスの木目などの立体感に違いがあります。
また、Zenfone 6では、画面左側の建物は左に、画面右側の建物は右に傾いているように見え、全体的に広角レンズ撮影による湾曲感があるように感じます。
iPhone XS
Zenfone 6
こちらは樹木にとまるセミを撮影したものですが、近寄ると逃げてしまいますので、最大限に拡大して撮影した写真です。
iPhone XSは木肌やセミにリアリティがあり、立体感もありますが、全体的に粗い印象の写真になっています。
コントラストが効きすぎな感じです。
Zenfone 6の方は、少しピントが甘い感じはありますが、キレイにまとめた印象です。
木肌にリアリティがなく絵画のようですがセミには立体感があります。
iPhone XS
Zenfone 6
この写真は奥行きのある場所での撮影ですが、Zenfone 6の方はそれなりの奥行きが表現されている感じですが、iPhone XSでは、手前右手のベンチの先から立体感が不足している感じがします。
また、奥の方に少しだけ見える空は、Zenfone 6では青空に雲が湧いている様子が分かりますが、iPhone XSでは潰れてしまって何がなんだか分からなくなっています。
iPhone XS
Zenfone 6
こちらも奥行きのある写真です。
Zenfone 6の方は、やはり全体的にメリハリが不足していてのっぺりした平面的に見えます。
手前右側の木の葉が邪魔でうるさいと感じますし、道の奥は行き止まりと感じます。
iPhone XSの方は、右手前の木の葉の向こうにベンチがあるのがはっきり見え、道の先まで奥行き感があって先が続いている感じがあります。
iPhone XS
Zenfone 6
こちらは近い距離からの撮影です。
Zenfone 6は、全体的にソフトフォーカスですが、中央のめしべや虫にもピンポイントでフォーカスしていて、外周の白い花びらは少しフォーカスがズレており若干のボケが入っています。
また花以外の背景部分にはしっかりボケが入って、写したい部分がしっかり浮き出ています。
iPhone XSは白い花びらにフォーカスしていますが、全体に「ザラっ」とした印象で、背景も単調に写り込んでいて、全体的に立体感のない写真に感じます。
コチラの写真では、これまでの写真の両機種の印象が逆転した印象があります。
明るい場所と、暗めの場所での印象が異なります。
iPhone XS
Zenfone 6
こちらは、少し暗い場所でのクローズアップの写真です。
あまり大きな差は無いように見えますが、あえて違いを探すなら、ご飯の粒立ちでしょうか。
iPhone XSのご飯は、米1粒1粒がきちんと表現されている一方、Zenfone 6の方は、粒も表現していますが、あまり克明には描いていない印象ですが、美味しそうなのはZenfone 6かもしれません。
iPhone XSの方は、ご飯が少し硬そうな印象です。
iPhone XS
Zenfone 6
肉の部分を切り取ってみました。
全く同じ肉をiPhone XSとZenfone 6で撮り分けただけなのですが、中央のカルビの赤身と脂の割合が違う肉のように見えます。
Zenfone 6の方が、脂身が多く見えます。
全体的にiPhone XSの方が、メリハリがあり肉が美味しそうに感じます。
また、Zenfone 6では、奥側の肉がぶれているように見えます。
今回は、Zenfone 6レビューとして、実際に撮影した写真でiPhone XSとの比較をしてみました。
全体的には、iPhone XSの方がメリハリが強くコントラストも強い感じがしますが、だからと言って、iPhone XSの写真の方が良いと断じることはできません。
全体的にソフトフォーカスなZenfone 6の写真も捨てがたいものがあります。
明るい場所での表現力に関してはiPhone XSの方が少し上で、日陰部分に日が差し込むようなシチュエーションは、Zenfone 6は若干苦手と言えるかもしれません。
しかし反面、少し暗めの場所で陽射しが差し込まないような場面では、背景をボケさせやすいZenfone 6の方がいい感じの写真を撮れることもありました。
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