ASUS Zenfone 6 レビューシリーズ
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アイフォン修理のダイワンテレコム渋谷店です。
待望のZenfone 6が手元に届きました。
Zenfoneは、「フラッグシップ・イーター」と呼ばれるほど、その性能・機能はハイスペックながら、価格はミドルソーンに属する、いわゆる「超コスパ」モデルで、ASUSがHuaweiとの差を詰め、逆転を狙う使命を託したモデルと言われます。
日ごろ、iPhoneユーザーの筆者は、HuaweiやSamsung等の海外勢、富士通・京セラなどの国産勢、いずれでもAndroidスマホにあまり興味が湧きません。
でも、なぜかASUSの端末には時々興味を示す事があり、今回のZenfone 6の前に購入したAndroidスマホは、やはりASUSのZenfone 3 liteで、現状、ASUS以外のAndroid端末を所有していません。
もちろん、フリップカメラというギミックにも興味をそそられましたし、5~6万円のミドルクラスでありながらクアルコム「Snapdragon 855」搭載や、大容量5,000mAhバッテリーなどにも、もちろん興味がありましたが、やはりASUSが嫌いじゃない…という部分は大きかったのではないかなと思います。
今回を初回に、何回かに分けてZenfone 6のレビューをお届けしたいと思いますが、まずは初回と言う事で、「開封の儀」というタイトル通り、まずは新しいスマホの箱を開けるところからスタートしたいと思います。
外箱は、黒基調に薄いブルーの縁取り、「6」「Zenfone」の文字がブルー・シルバーに輝く、控えめながらシックなデザインで好感が持てます。
箱を空けると、取説やSIMピン、ボディカバー等の付属品、Zenfone 6本体、ACアダプター・充電コード・イヤホン等のアクセサリーが同梱されています。
取説は、小さいながら「英語」「中国語」「日本語」で40ページ以上に渡って説明が記されています。
このZenfone 6は日本版ではなくグローバル版ですが、日本語での説明もありました。
アクセサリーはシンプルです。
ACアダプター、充電コード、イヤホンの3点のみです。
イヤホンには、イヤーパッドの替えが2組付属しています。
ボディカラーは、トワイライトシルバーを選択しました。
写真ではボディ背面下部に青色が濃く出ていますが、実際にはここまで青色は出ておらず、銀色と表現した方がマッチしていますが、角度によって、微妙にシアン系のカラーを感じさせる場合があります。
iPhone XS | 機種名 | Zenfone 6 |
---|---|---|
143.6×70.9×7.7mm | ボディサイズ | 159.1×75.4×9.1mm |
177g | 重量 | 190g |
112,800円(64GB) | ストレージ・価格 | - |
129,800円(128GB) | 69,500円(128GB) | |
152,800円(256GB) | 82,500円(256GB) | |
5.8インチ・有機EL | ディスプレイ | 6.4インチ・液晶 |
Apple A12 Bionic | CPU | Qualcomm Snapdragon 855 |
顔認証 | 認証 | 指紋・顔認証 |
デュアル12MP CMOS | メインカメラ | デュアル48MP CMOS フリップカメラ |
7MP | サブカメラ | |
nano×1・eSIM×1 | SIM | nano×2 |
iPhone XSとZenfone 6の主だった機能やサイズを比較してみました。
サイズ感としては、Zenfone 6の方が大きく重くなっており、実際に手に持った感じも、ボディが縦にながいせいか「頭が重い」と感じますが、幅は75mmほどに抑えられており、標準的な男性の手であれば持ちにくいと言う事はなさそうです(女性や手の小さめの男性は少し手に余る感じかもしれません)。
長時間手持ちで使っていると、次第に重さを意識するような事がありました。
反面、動画やゲーム等、画面が広い事が生きるコンテンツではその大きさが大きなメリットになっています。
発色も悪くありませんし、応答性も悪くなく、約半額の価格差を勘案すると、選択肢としてのZenfone 6チョイスは充分「あり」ではないかと思いました。
こちらは、Yahoo!トップ画面を、iPhone XSとZenfone 6で表示して並べたものです。
画面表示は、5.8インチのiPhone XSよりも、6.4インチのZenfone 6の方が、表示領域が若干広いですが、筆者の感覚としては、ディスプレイの大きさほどの大差はない…と感じました。
文字サイズが全く同じにならないので単純比較はできませんが、最後の記事の表示がZenfone 6の方が少し多めに表示されていますが、2行分ぐらいの差でしかありません。
画面タッチについては、スワイプやスクロールなどではiPhone XSもZenfone 6も同じような感じで「ヌメヌメ」動いて心地よいのですが、Zenfone 6は、画面を上下する際に、上から下へ動作を変えた際に、一瞬の追従遅れがありました。
とは言え、価格を考えると充分に許容できる範囲だと思います。
1点。
これはZenfone 6だけの問題ではなく、Androidとしての事ですが、画面左端から右へスワイプするとページが戻るiPhoneの機能に慣れていると、特にニュースを読む際にはついスワイプしてしまいますが、ぜひAndroidにも欲しい機能ではあります。
Zenfone 6は、「指紋認証」「顔認証」いずれも対応しており、両方登録しておく事で、使いやすい方で認証する事ができ、これはiPhoneにない便利さではありますが、顔認証のたびに「フリップカメラ」が動作するのでインカメラ側を向くのに、一瞬の間があります。
また、Zenfone 6の指紋認証パッドは背面にあるため、手持ちの状態での認証は問題ないのですが、机上に置いた状態では指紋認証はできないのは少々面倒です。
余談ですが、iPhone 7→iPhone XSに買い換えた際には、顔認証よりも指紋認証の方が使い勝手が良かった…と思ったものでしたが、いつの間にか、顔認証にすっかり慣れてしまっていたようで、Zenfone 6の指紋認証が背面にある事も手伝って、今回は逆に「顔認証の方がいい」と感じた筆者でした。
顔認証は、確かに暗い場所などでは認証で機内などのデメリットもありますが、画面を見るだけで認証されるのは慣れてしまうと、指紋認証も含め、認証するための動作をする事すら面倒に感じるようになるのかもしれません。
実際、Zenfone 6では最初は指紋認証のみの設定でしたが、机上に置いた状態で認証できないため、顔認証を追加しました。
インカメラを持たないZenfone 6で顔認証をする場合、その都度、フリップカメラがぐるりと回って出てきて、顔を認証して戻りますので、認証にようする時間は、インカメラを持つiPhone XSの方が早いのは言うまでもありません。
またZenfone 6は、フリップカメラが回転する構造上、机上に置いたままの状態での顔認証はできません。
小さなことですが、日々の使用で何回か、うっかり机上のZenfone 6に顔認証させてしまう事がありました。
モーターの駆動がかかってもカメラは動けないので、故障の原因になりそうで少々怖い思いがします。
そうしてみると、Zenfone 6は、机上に置いたままでロック解除はできない端末と言う事になり、せっかくの指紋認証・顔認証の両刀使いなのにイマイチ活かせていないように感じます。
欲を言えば、前面でも指紋認証ができて机上に置いたままでもロック解除できるとさらに利便性は高いのではないかと思いました。
待受け時間はさすがに5,000mAhバッテリー搭載と言う事で、手元に届いた時点で95%まで充電し、5日目の本日現在のバッテリー残量は36%となっており、かなり長持ちしているという印象です。
メイン端末として利用していないので、メールやSNSの自動受信はなく、音楽プレーヤーや日ごろプレイしているゲームに使ったり、ニュースチェックなどに使用していますが、最低1日1回は充電するiPhone XSと比べると、2~3倍はバッテリーが持つ印象です。
これなら1泊ぐらいなら充電器なしで出かけても大丈夫そうです。
今回は「開封の儀」という事で、Zenfone 6の見た目を中心にレビューしてみました。
次回以降もZenfone 6レビューを続けます。
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