iPhoneユーザーのボリューム層ともいえるのが「iPhone 7」を今現在でも使い続けているユーザーたちです。
とはいえ、2016年に発売されて既8年、「iPhone 7はいつまで使えるんだろう…」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
当記事では、2024年でもiPhone 7は現役なのか、iPhone 7はあとどれくらい使っていけるのか、iPhone7 を長く使っていくためのコツといったことをご紹介していきます。
iPhone 7は2022年秋にリリースされたiOS16のアップデート対象から外され、対応しているなかではiOS15が最新バージョンということになりました。
iOSアップデート時には、これまでにはなかった新機能が追加されることがあります。こういった新機能は、iOSサポート対象外となると使用することができません。
また、2024年9月にはiOS18がリリースされましたが、これらのアップデートや新機能は、iPhone7では利用することができません。
Appストアで提供されているアプリは、対応するiOSバージョンが記載されています。
あまりに古いiOSでiPhoneを使用していると、アプリが動作対象外となってしまうことがあり、使用できなくなったり、iOSのバージョンが古いことが理由で機種変更をする際にデータ移行ができなくなってしまいます。
Youtube、instagramなどの人気アプリはそうそう動作対象外になることはありませんが、LINEなど普段からよく使っているアプリも対象外になるのは時間の問題と言えます。
Appleでは、販売終了から5年以上7年未満のiPhoneを『ビンテージ製品』、販売終了から7年以上が経過したiPhoneを『オブソリート製品』と呼んでいます。『ビンテージ製品』は、Appleの修理部品の在庫がなくなると修理サポートが終了となり、オブソリート製品は正規店での修理サポートが受けられなくなります。
iPhone7は2019年に販売が終了したため、2024年9月にビンテージ製品として登録されました。現在はまだ画面割れ修理やバッテリー交換が利用できるようですが、段階的に正規修理サポートは終了する見込みです。
iPhone7はiOSサポートが終了、さらに正規修理サービスは終了が見込まれているという話をしてきました。
しかし、iOSサポートが終了したからといってiPhone7が使えなくなるわけではなく、むしろ2024年現在も問題なく使えると言えます。
サポートが終了しても使える根拠は以下の3つです。
①セキュリティアップデートは継続される
②必要最低限の性能は持っていて、日常使用では特に困らない
③正規修理サポート終了後も非正規店で修理やバッテリー交換ができる
それぞれ詳しく説明していきます。
セキュリティアップデートは、iPhoneを不正なソフトウェアやウイルスから守るためのアップデートで、これがある限りは安心してiPhone7を使っていけます。
販売終了から7年程度はアップデートが続く事が多く、2019年販売終了のiPhone7は2026年頃まで継続する見込みとなっています。
iPhone7は2016年9月発売です。
2024年の今は8年落ちということになりますが、実のところ性能は2024年でも十分通用する製品になっています。
さすがに3Dを使ったゲームなど高負荷には耐えられませんが、ブラウザやYoutube、SNSを見る程度の使い方はまったく問題ないでしょう。
ただしカメラの性能は最近のiPhoneよりは劣っていて、画質が低いと感じられることはあるかもしれません。
iPhone修理ダイワンテレコムなどの非正規店なら、Appleのサポートが終了したiPhoneでも画面割れ修理やバッテリー交換が可能です。
非正規修理店はAppleの正規修理店ではありませんが、画面割れ修理やバッテリー交換を手軽に依頼することができる、街中のiPhone修理店。Appleで修理ができなくなっても、iPhone修理店では2030年頃までは修理対応ができるものと見られます。
発売から8年が経過しようとしているiPhone 7ですが、
「iPhone 7は使おうと思えば使えるが、今買うならもっと良いモデルがある」
というような評価となっています。
iPhone 7はiPhone 8シリーズの先代モデルとなっていますが、そのiPhone 8がコスパ・性能ともに非常に優秀なモデルとなっており、iPhone 7は今から積極的に買いたいモデルではないというのが正直なところです。
逆に、現在iPhone 7を使っているという方はまだ現役で使っていけると言えます。
ここからは、iPhone 7 / iPhone 7 Plusが2024年現在どのような立ち位置のiPhoneなのか、どのような理由で現役として使っていけるのか、ということについて解説していきます。
iPhoneの動作速度などを決めるチップセット(CPU)ですが、iPhone 7とiPhone 7 Plusは「A10 Fusion」というチップを搭載しています。
最新のiPhone 15シリーズが搭載する「A16 Bionic」と比べると6世代のギャップがありますので、処理速度を比較するとどうしても劣ってしまうのは仕方ありません。
とはいえ、「A10 Fusion」は2016年当時のハイエンドチップですので、SNSやブラウジングなどの日常的な使用では、快適に動作させることが可能です。
決定づけるもう1つの要素である「RAM(メモリ)」は2GBと、これも日常的な使用をするうえでは十分な容量が搭載されています。
一方で、3Dゲームアプリを遊ぶには少し頼りない性能となっていますので、処理落ちなどやラグが目立つかもしれません。
以上のことから、iPhone 7は、2024年以降もSNSやブラウザなどを使うだけなら十分快適な動作が可能だと言えます。
iPhone 7 / iPhone 7 Plusに搭載されているアウトカメラ(外カメラ)は、最近発売されたiPhoneと比較するとイメージセンサーや解像度の性能などが劣っており、綺麗な写真を撮影するという意味では不満を感じる方もいるかもしれません。
また、iPhone 14シリーズやiPhone 15シリーズなど最新機種ではお馴染みの超広角カメラや背景をぼかした動画を撮影できるシネマティックモードなどが搭載していないのも残念な点です。
とはいえ、iPhone 7のカメラは2016年当時のハイエンドとも言える高性能なカメラなため、インスタグラムやツイッター、TikTokなどのSNSに投稿する画像や動画を撮影する分には十分な性能を持っていると言えます。
特にiPhone 7 Plusは広角と望遠のデュアルカメラとなっており、2倍光学ズームと10倍デジタルズームを利用可能です。
一方でインカメラについてはiPhone 8ともに画素数が低く、自撮り(セルフィー)はあまり得意ではないという印象を受けます。
iPhone 7 / iPhone 7 Plusには、最新のiPhoneでは不採用となっているホームボタンとTouch ID(指紋認証)が備わっています。
このホームボタンの使いやすさが好きでiPhone 7を使い続けているという方も多いのではないでしょうか。
iPhone 7のホームボタンはiPhone 6s以前のものとは異なり、「感圧式」となっています。
物理的に押し込むのではなく指で押したときの圧力に反応するようになったため、やや壊れにくい構造となっています。
マスクを着用して外出する機会が多くなってFace ID(顔認証)が使いづらくなっている2024年現在、ホームボタンとTouch IDを搭載しているというだけでメリットだと言えるでしょう。指紋認証の速度も高水準なため、ストレスを感じることなく使用することができます。
2020年から、スマホ関連の話題には「5G」というワードがよく挙げられるようになりました。
4Gの次世代で新しい通信規格である5Gですが、現実的な話として5Gが普及するにはまだまだ時間が掛かります。
2023年発売のiPhone 15シリーズや、Androidスマホなどでも各キャリアが5G対応スマホを続々登場させていますが、2024年現在でもそこまで急いで5G対応スマートフォンを買う必要はありません。
iPhone 7は5Gに対応していないから時代遅れ!という状態になるまでにはまだ数年かかり、2024年6月時点で4G終了に関する公式な情報はないため、しばらくは4Gと5Gが並行して運用される期間になることが考えられますので、安心して使いましょう。
ここまで紹介してきたように、iPhone 7はまだ余裕をもって使っていけるだけの性能と環境が整っています。
しかし、発売当時に購入したiPhone 7は既に約8年動いていることになり、バッテリーをはじめとした部品で経年劣化が進行していると考えられます。
そこで、ここからは今使っているiPhone 7をなるべく長く使っていくために気を付けたいこと、iPhone 7を長持ちさせるためのコツをご紹介いたします。
iPhoneに搭載されているリチウムイオンバッテリーは、放電と充電を繰り返すことで劣化していきます。気を付けてiPhoneを使っていたとしても、バッテリーの寿命だけはどうしても縮んでしまいます。
バッテリーが劣化すると、電池持ちの悪化やバッテリー膨張をはじめとしたさまざまな悪影響がありますので、電池持ちが悪いと感じたら、早めのバッテリー交換を実施しましょう。
特に以下のような症状が起きていたら、早めのバッテリー交換が必要です。
・充電の減りが早い
・アプリの起動や切り替えが遅い
・ページのスクロールがカクカクする
・急に電源が切れる、再起動を繰り返す
・iPhoneが熱くなる
・バッテリーが膨張して画面が浮いている
iPhoneを充電する時に使う充電ケーブル(Lightningケーブル)と充電器(充電アダプタ)は、なるべくアップル純正の製品を使用するようにしましょう。
というのも、サードパーティ製品でかつMFi認証のない充電用品は、電圧などがiPhone向けに最適化されていない可能性があります。
粗悪な充電ケーブルや充電アダプタを使用するのは基板部品が故障する原因の1つとなっていますので、アップル純正のものや、MFi認証を受けている製品を使うようにしましょう。
iPhone 8以降のような背面ガラスのモデルほどではありませんが、iPhone 7は落下などの強い衝撃に弱い構造となっています。
特にiPhone 7の画面割れ・液晶不良は、iPhone修理ダイワンテレコムで最も多い部類の修理依頼となっていますので、気を付けて使うようにしたいところです。
画面に貼る強化ガラスフィルムや、背面に装着するスマホケースは、落下によるiPhoneの故障をかなり防いでくれる優れものですので、多少安い製品でもかまいませんので取り付けておくと万が一の際にiPhoneを救ってくれます。
iPhoneに保存している写真や動画、アプリなどのデータは必ずiCloudかiTunesでバックアップを取っておきましょう。
iOSアップデートの失敗や水没などによってiPhoneのデータが消えてしまったというケースは非常によく見られますので、大切なデータを守るために面倒でもバックアップを取っておくようにしてください。
ここからは、iPhone7から他の機種に乗り換えたいけどタイミングがわからない、どの機種を選べば良いかわからないという方向けに目安となる時期や2024年9月現在でおすすめの機種をご紹介します。
先述の通り、バッテリーはどれだけ大切にiPhoneを使用していたとしても経年劣化が生じるものです。
また、iPhoneを長く使うためには定期的なバッテリー交換を推奨しています。そんな「バッテリー交換のタイミング」は新しい機種に乗り換えるタイミングでもあります。
iOS11.3以降のiPhoneでは、バッテリーの最大容量を「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態」で確認する事ができます。
バッテリーの劣化状態を示す値で、一般的に7~8割程度になった段階で交換が推奨されています。機種変更を検討されている場合には、このようなバッテリーの劣化具合も交換タイミングの目安にしてみてはいかがでしょうか。
気になる最新機種のiPhoneが発売されるタイミングで買い替えるのもいいかもしれません。
iPhoneは毎年9月に新機種が発売されるほか、たまに4月のタイミングで「iPhoneSE」シリーズが発売されます。これらのiPhoneが発売されたタイミングでiPhone7から乗り換えるのがおすすめです。
2024年9月、iPhone 7から乗り換えるときにおすすめのiPhoneを紹介します。
iPhoneの使い方や予算によっていろいろな選択肢がありますので、自分に合ったiPhoneに買い替えるとよいでしょう。
ダイワンテレコムでiPhoneSE2(第2世代)の販売価格をみる
適度なスペックと安い販売価格で、紹介する中では最もコスパに優れるiPhoneです。
iPhone7やiPhoneSE(第3世代)と同じデザインの筐体で、新しくスマホケースを買い替える必要がありません。
iPhone11シリーズと同じ「A13 Bionic」が搭載されていて、iPhone 7と比べるとスペックが大きく向上しています。iPhone7で動作が重いと感じられてきた方は、iPhoneSE第2世代なら快適に使用できます。
中古市場では15,000円~ほどで販売されていることもあり、買い替えのハードルも低く、おすすめのiPhoneです。
ダイワンテレコムでiPhoneSE3(第3世代)の販売価格をみる
アルミボディとガラスボディという違いがありますがどちらも4.7インチのディスプレイで片手操作がしやすい大きさになっており、サイズが同じなので新しくスマホケースを買い替える必要もありません。
CPUはiPhone 14と同じ「A15 Bionic」が搭載されているのでグラフィックゲームも快適に遊ぶことができます。
これだけスペックが高いにも関わらずiPhoneSE3の価格は62,800円〜とお手頃なのが特徴で、比較的安価な値段で購入できる点も買い替えしやすい理由です。
2024年9月に発売された最新機種がiPhone16シリーズです。
『iPhone16 / iPhone16 Plus / iPhone16 Pro / iPhone16 ProMax』の4モデルが展開されており、一番スタンダードで安価なのが『iPhone16』です。
現時点で一番新しく高性能なモデルになるので、買い替えるなら最新機種が良いという方はぜひチェックしてみてください。
iPhoneを買い替えされる際には、古いiPhoneを販売することも検討してみてください。
ダイワンテレコムではiPhoneの買取を店頭、郵送どちらでも対応しています。
バッテリーが劣化したiPhoneやキズついたiPhoneでも高額査定しておりますので、まずは詳しい買取金額をご確認ください。
iPhone 7をこれからも長く使っていこう、と考えている場合には、定期的なバッテリー交換を行うようにしましょう。
バッテリーを交換すると、バッテリー持ちの改善だけでなく電圧の安定化などで基板部品の寿命も長持ちさせることができます。
もしお使いのiPhone 7でバッテリー持ちが悪いと感じられましたら、iPhone修理ダイワンテレコムまでお気軽にご相談ください。
さらにバッテリー交換だけでなく、水没修理や画面割れ修理も承っておりますので、お使いのiPhone 7にトラブルや故障が見られる際にもぜひご活用ください。
◆ダイワンテレコムのバッテリー交換について詳しく知りたい方は…
・iPhone 7はブラウジングやSNSに向いたバランスの良いスペック
・iOSアップデートは2022年秋で打ち切り、修理は心配なし
・ホームボタンとTouch IDの搭載でマスク着用でも安心
・中古市場では他機種に押され気味か、今買うには心もとないかも
・iPhone 7のバッテリー交換ならiPhone修理ダイワンテレコムへ!
今現在iPhone 7を使っているという方は、少なくとも無理に買い替える必要はないかと思われます。
バッテリー交換などでメンテナンスをしっかりしつつ、大切に使っていきましょう。
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