「iPhone9」が存在しないのはなぜ？今後発売される予定は？

iPhoneは新しいモデルがリリースされるごとに、数字がひとつずつ増えています。

では「iPhone 9は存在しないのか？」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか？

実はiPhone 2・iPhone 9の番号がついたモデルは、現段階では存在しません。当記事では、これについての考察と噂についてをまとめて紹介します。

iPhone8の次はiPhone10(X)で、iPhone9は存在しない

iPhone登場10周年を迎えた2017年は、iPhone 8とiPhone Xの2種類のiPhoneが発売されました。

10周年記念モデルとされる10にはローマ数字の「Ⅹ」が与えられ、ホームボタンを排除したデザインは現在のiPhone最新モデルにも採用されています。

そして翌年の2018年、発売されたのはiPhone XS、XS Max、XRの3モデルでした。

「iPhone9」が存在しないのはなぜ？

「iPhone9」が存在しない正式な理由は発表されていない

現段階で、iPhone 9が存在しない確かな理由は発表されていません。

iPhoneの登場から10周年記念のiPhoneXを発売するため止むを得ず飛ばされた？

前述の通り、iPhone 8とiPhone Xは同じ年に発売されました。

iPhone 7の次のモデルとなるiPhone 8と、10周年を記念した10(Ⅹ)を同時に発売したかったためにやむを得ず9を飛ばしたという説があります。

過去には、日本未発売の初代iPhoneの次のモデルがiPhone 3Gであり、iPhone 2が飛ばされた事例もありました。これついても諸説ありますが、コンピュータの「AppleⅡ」と混同しないためや、3G回線に準えてこのような名称になったなどの説があるようです。

形式や命名順序よりも魅力的なマーケティングを重視している

「Apple TV」や「iPod」、「Air Pods」シリーズなどはまさにその典型例ではないでしょうか。

Apple TVは私たちのイメージするテレビとはかけ離れているし、音楽プレイヤーをPod(ポッド)、ワイヤレスイヤホンをPods(ポッズ)などとは呼びません。

上記の例からわかるのは、Appleは実際の商品とは直接関係のないネーミングや愛称であっても、ユーザーにとって魅力的に映るような商品名をつけて発売する事があるという事です。

AppleにとってiPhoneのモデルの数字を飛ばして展開している事は、些細な問題なのかもしれません。

iPhoneSE（第2世代）は「iPhone9」として発売される噂があった

2020年になると、再びiPhone 9の噂が囁かれるようになります。

当時、廉価版モデルのiPhone SEは発売から4年経過している事もあり、その名称を引き継ぐ可能性が低いとされていました。中でも信憑性が高いとされたのが、旧Twitterに投稿された米大手量販店Targetの製品画像で、その中に「iPhone 9」と表記される製品の存在が確認されていました。

ところが、実際に発売されたiPhoneはご存じの通り「SE 第2世代」の名称となり、2年後の2022年にはマイナーチェンジされた「SE 第3世代」が発売となりました。

また、今年2024年は、そんなSE 第2世代の発売から4年目の年となります。初代SEからSE 第2世代が4年越しに発売された経緯から、フルモデルチェンジした「SE 第4世代」を期待する声も多いようです。

iPhone9は今後も発売される予定はない

廉価版iPhoneに付けられる可能性もあった「9」の数字を冠したiPhoneですが、今後も発売される予定はないとの見方が一般的のようです。

とはいえ、前述したiPhone SE 第4世代の噂など、真偽が定かでない情報から自分なりに予想してみるのも楽しみ方のひとつではないでしょうか。毎年のビッグイベントであるiPhoneの商品展開には今後も注目です。