近年発売されているスマートフォンは、大きく分けて以下の3つに大別できます。
・Appleが開発・発売する「iPhone」
・Googleが開発したOSを搭載しApple以外のメーカーが発売する「Android」
・その他(Windows、FireFox OSなど)
実際は多くのシェアが「iPhone」と「Android」ですが、このうちiPhoneはApple社のみが発売しているにも関わらず、多数のメーカーが発売するAndroidと競ることができるほどのシェアを誇っています。
特に、日本国内のスマートフォン市場においてはPhoneのシェアが5割を超えていると見られており、その人気ぶりがうかがえます。
なぜここまでiPhoneがスマホユーザーの支持を得ているのか、人気の理由を探ります。
北米で展開しているオンラインマーケットSellCellは、iPhoneユーザー2,000人を対象としてiPhoneを使っている理由についてアンケート調査を行いました。
「次にスマートフォンを購入する時にiPhoneを使い続けるか」という質問に対しては、「次もiPhoneを購入するつもり」と回答したユーザーは、91.9%にも達しました。
このことから、現在iPhoneを使用しているユーザーはApple製品に満足しており、iPhoneからAndroidスマホなどに乗り換えるユーザーは少数であることが伺えます。
続いて、「iPhoneユーザーがiPhoneを使い続ける主な理由」という質問の結果です。
最も多数派となったのは、「Appleブランドが1番好きだから、変えたくない」というもので、全体の45%を占めました。
次点で21%のユーザーは「Appleのエコシステムに閉じ込められている」
16%のユーザーは「iPhoneで問題が起こったことがないため、別のブランドに切り替える理由がない」と回答しました。
また、「iPhoneからAndroidに移行するのが面倒くさい」「よく知っているiPhoneが好き」という回答も見られます。
あくまで2,000人という多くないユーザーを対象としたアンケートのため、回答にやや偏りはあるかと思われますが、少なくとも現在iPhoneを使っている人はiPhoneやAppleブランドにおおむね良い印象を抱いていることは読み取ることができます。
紹介したのは北米で実施されたアンケートですが、日本においても同じような理由でiPhoneを使い続けている人が多いのではないでしょうか。
ここからは、日本でよく見かける「iPhoneユーザーがiPhoneを使い続ける理由」をご紹介していきます。
iPhoneとAndroidの操作性を比較したとき、iPhoneのほうが「使いやすい」と感じる人が多いようです。
一度iPhoneを持ってみると分かりやすいですが、「ホーム画面に戻る」「アプリを開く」「Siriを使う」などをはじめとした様々な操作を直感的に行うことができるため、非常にシンプルな操作感となっています。
特にiPhone 7やiPhone 8などのホームボタンを搭載している機種は、分かりやすく押しやすい位置のボタンでいろいろな操作を行うことができ、そのデザインと操作性の優秀さから発売から3年以上が経った今でも多くのiPhoneユーザーが愛用しています。
さらに、iPhoneはすべてのモデルで同じ「iOS」を搭載しているため、古いiPhoneから新しいiPhoneに買い替えてもすぐに操作に慣れることができます。
シンプルな操作感の分だけ拡張性が低いといわれることもありますが、一般的なスマホユーザーにとっては「操作がシンプルで分かりやすい」メリットのほうが大きく感じられるでしょう。
日本のスマートフォン市場におけるiPhoneのシェア率が5割を超えている…と紹介した通り、日本のiPhoneユーザーは非常に多いです。
「友達や家族がiPhoneを使っているから」、「iPhoneを使っている人が多いから」という理由でiPhoneを選ぶ人も少なくないのではないでしょうか。
身の回りの人が使っているものには信頼を置きやすく、安心して使えるという印象を持ちやすいです。
また、iPhoneの使い方などで困ったときには様々な機種が発売されているAndroidよりも、iPhoneのほうがネット上などに情報が多く載っているという利点もあります。
さらにすべてのモデルでiOSが統一されているおかげで、他のモデルを使って解説されている情報でも自分が使っているiPhoneのモデルに当てはめて情報を収集することができます。
「iPhoneを使っている人が多い」ということ自体がiPhoneを使う理由になる…という循環を作れているのもiPhoneの強みと言えます。
Appleはユーザーのプライバシー保護をポリシーに掲げており、その考え方はiPhoneやiOSにも表れています。
「Touch ID(指紋認証)」や「Face ID(顔認証)」、「パスコード」といった信頼できる画面ロックの手段のほかにも、「Apple ID」や「iPhoneを探す(アクティベート)」機能などiPhoneの紛失時に決して内部のデータを覗かれることのないような対策が張り巡らされています。
このセキュリティの強固さはプライバシーを気にする個人ユーザーのみならず、データの管理を徹底しなくてはならない企業からも高い評価を受けており、多くの現場やオフィスでiPhone・iPadが利用されています。
また、iPhoneにアプリをインストールするにはApp Storeを通さなければならないため、マルウェア(ウイルス)などにも強い作りとなっています。
iPhoneはAndroidと比較してスマホケースや画面フィルムなどの品ぞろえが豊富です。
何故iPhone向けのアクセサリが豊富なのかというと、iPhoneはAndroidと比べて機種が少なくまとまっているからです。iPhoneは1年に1度だけ最新モデルが発売されますが、多くても大小あわせて4モデルほどしか発売されません。
スマホのモデルが少ないほどスマホの周辺機器メーカーは種類を用意せずに済むため、メーカーはこぞってiPhoneのアクセサリを販売する…という仕組みです。
スマートフォンを衝撃から守るための「スマホケース」ですが、気に入ったデザインのケースを付けるとよりスマホに愛着が持てますよね。
特に近年のスマホケースは「ファッション」の一部となっており、「プラダ」や「ヴィトン」といった一流ファッションブランドもスマホケースのメーカーとして参入するほどとなっています。
家電量販店のスマホケースコーナーなどを見てもAndroidと比較してiPhoneのスマホケースのほうがいろいろなデザインのケースが販売されており、このアクセサリの選択肢の多さというのもiPhoneの人気に繋がっているようです。
Android OSとiOSの構造の違いにより、iOSを搭載するiPhoneのほうがアプリの動作が軽くなりやすいとされています。
この傾向は特にゲームアプリで顕著で、ロード時間をAndroidとiPhoneで比較したときに、iPhoneのほうが早くロードが終わるというゲームアプリが数多くあります。
また、iPhoneはiPhone SEシリーズを除いたほとんどのモデルがいわゆる「ハイエンドクラス」に当てはまる高スペックを備えています。
そのため3Dグラフィックを用いるゲームでも快適に動作させることができ、「iPhoneはゲームアプリの動作が軽い」という印象を持つiPhoneユーザーが多いようです。
iPhoneを選ぶ直接的な理由にこそなりませんが、iPhoneは故障しても比較的気軽に修理できるところも人気を支えています。
Appleが直営するApple Storeやジーニアスバー、Appleから委託を受けている正規サービスプロバイダ以外にも、非正規のiPhone修理店は近年増えています。
このような非正規iPhone修理店は正規の修理よりも安価で、かつその日中に修理してくれるということもあり、iPhoneの画面を割ってしまった際の画面修理や、バッテリーがすぐに切れてしまう際のバッテリー交換などで気軽に利用できるのが利点です。
AppleCare+やキャリアの保証サービスなどに加入していないのであれば、街中のiPhone修理店を利用するのも一考の価値ありです。
参考:iPhone修理における「正規店」「非正規店」の違いとは?
iPhoneユーザーがiPhoneを使い続ける理由を紹介してきました。
日本ではiPhoneを使っている人が非常に多いということもあり、「iPhoneが人気であること自体こそiPhoneが人気な理由」というのも案外言いえていると思いますね。
今年2021年の9月には、例年通り最新モデル「iPhone 13シリーズ」が発売すると見られています。
「今使っているiPhoneが古くなってきたから買い替えたい…」
「Androidを使っているけどiPhoneも興味が出てきた」
と考えている方がいらっしゃいましたら、こちらの記事にあわせてご覧ください。
参考:iPhone13に関する最新の噂まとめ iPhone12との違いは?
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