こんにちは。
iPhone(アイフォン)修理のダイワンテレコム大阪梅田店です。
おなじみ台湾メディアのDigiTimesの報道によると
新型コロナウイルスの拡散対策としてAppleが従業員のアジア渡航を制限しているために、iPhone 12の発売が遅れる可能性があるようです。
DigiTimesでは以前よりiPhone 9(iPhone SE 2)とiPhone 12の発売時期に関する予測を行っており、この度の報道では、iPhone 12の発売が予定より1か月遅れるとしています。
理由に、Appleが従業員のアジアへの出張を制限する期間が3月末から4月末まで延長となったことを上げています。
従業員が中国に渡れないことにより、中国の生産工場でiPhoneの技術検証試験に遅れが生じる見込みであるとしています。
iPhoneに限らず、IT製品などが量産に至るまでには様々な試験・検証を行います。
技術検証試験(EVT)はそのうちのプロセスの1つです。
iPhoneの検証試験は3段階からなり、これらをすべてクリアして初めて量産体制が整います。
1. 技術検証試験(EVT)
想定された仕様どおりに製品が動作するかを検証します。
電子機器ではしばしば機械部品同士の干渉が起こるため、このEVTを行わないとあとから設計上は動くのに実際の製品が正常に動作しないといったことが起こる可能性があります。
2. 設計検証試験(DVT)
製品の性能・機能を検証します。
部品の仕様があっているか、またケースの構造などに問題がないかが確認されます。
防水・防塵機能についてもこの段階で検証される場合が多いです。
3. 生産検証試験(PVT)
製品の大量生産が行われる前に、製品が大量生産するのに適した設計になっているか検証されます。
また、前段階のEVT、DVTで修正した問題がある場合、その再確認が行われます。
大量生産を行う工場で使用する金型や工具、設備などの確認も行われるなど、大量生産に向けてのチェックがこの検証で行われます。
それぞれの試験にはAppleの担当技術者が立ち会う必要があるようで、今回はその技術者が生産工場の存在する中国に渡航できないためにEVTのスケジュールが延期された形です。
同じ内容でiPhone 12の発売が遅延するという報道が米メディア「Bloomberg」からも報じられており、新型コロナウイルスの影響によりiPhone 12の生産が遅延する可能性の裏付けとなっています。
DigiTimes、BloombergではiPhone 12だけでなくiPhone 9(iPhone SE 2)についても発売が延期される可能性について報道がされています。
DigiTimesではiPhone 9の発売時期について、Foxconnが生産ラインの本格稼働を3月末を目途に目指すとしていることから、4月~6月になるのではないかと予測しています。
関連記事:iPhone9の発売は4月~6月に?iPhone12も1か月の遅れか
iPhone 9は久々に登場するiPhoneのフラッグシップ以外のモデル、iPhone 12は5Gに対応する初のiPhoneというところで期待が非常に高まっていますが、新型コロナウイルスの影響によって実際に発売の延期・発売後の品薄ということになれば、ガッカリなユーザーも多いのではないでしょうか。
source:iPhoneMania
Photo:iPhoneMania
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