iPhoneが「SIMなし」になるのはなぜ?原因と対処法を解説

[公開日:2024/08/17]
筆者: 梅田店

最近まで問題なく使用できていたiPhoneが突然「SIMなし」の表示が出て、 ネット回線などが使えずに困ったという経験はないでしょうか。

SIMカードとはiPhoneの側面から出し入れが出来る小さなICカードのことで、「SIMなし」の状態になると、電波が入らなので電話をかけたり受けることもできませんし、 メールやWEB閲覧なども出来ず、日常生活での使用に支障が出てしまいます。

当記事では、iPhoneが突如「SIMなし」になってしまった際の原因と簡単な対処方法をご紹介します

 

SIMカードは入っているのに「SIMなし」になる原因

SIMなしと表示される原因は大きく分けて
「SIMカード側の問題」と、「iPhone本体側の問題」が考えられます。

SIMカードに原因があるケース

SIMカード側に原因がある場合の対処方法を紹介します。

2-1. SIMカードの端子が接触不良を起こしている

iPhoneを落としたり、ぶつけたりしてしまうことで、iPhone内部のSIMカードがずれて接触不良を起こしてしまうことがあります。
また、普段からSIMカードを別のiPhoneに入れ替えたりなど抜き差しすることが多いのであればSIMカードが擦れてしまい、正常に読み込めなくなっている可能性もございます。

2-2. SIMカード自体の故障

SIMカードが壊れている場合、iPhone本体がSIMカードを読み込むことはできません。
この場合、SIMカードの再発行が必要となります。

2-3. iPhone14移行はSIMカードが変更されている

SoftBankやauの場合、iPhone14以降は今までのiPhoneに使用していたSIMカードとは別のものに変わり、SIMカード自体の交換が必要になる可能性が高いです。
iPhone14移行の機種に初代~iPhone13のモデルの機種に入っていたSIMカードに入れる場合は、事前にキャリア店でSIMカードが対応しているか確認しましょう。

・iPhone14シリーズ~iPhone15シリーズ

→nano USIMカードA(S)

・iPhone6シリーズ~iPhone13シリーズ、iPhone SE/SE(第2世代)/SE(第3世代)

→iPhone専用 nano USIMカードA(C2)

2-4. 4Gから5G対応端末に変わっている

iPhone12シリーズからは5G回線に変わっているため、4G回線のSIMカードは認識しないことがあります
5G非対応のiPhone11以前の機種から5G対応のiPhone12以降の機種にそのまま5G非対応のSIMカードを移し替えるとSIMカード読み込めないことがあるようです。
キャリアによっては4Gのまま使えるという情報もありますが、少なくともauは利用制限がかかるようになっています。

iPhone本体に原因があるケース

iPhone側に原因がある場合の対処法を紹介します。

3-1. iPhoneの一時的な不具合

機内モードのオン・オフを切り替えてSIMカードが読み込むか確認してみましょう。
機内モードを切り替えると、SIMカードの情報が再度読み込まれ、正常に戻ることがあります。

au・docomo・Softbankのキャリア店や格安SIMなどで一時的な通信トラブルが発生している可能性もあります。
契約している店舗から通信障害のアナウンスがあった場合は復旧するまで待つしかありません。

3-2. iPhone内部に熱がこもっている

iPhoneを使用するには適正な温度があり、0℃〜35℃とされています。
これより高い温度だと熱暴走によって一時的にSIMカードが読み込めなくなってしまう恐れがあります。
一度iPhoneケースを外してiPhone本体を触り、端末が熱くなっていないか確認しましょう。

3-3. iPhoneのSIMカードスロットにホコリなど異物が入っている

SIMカードの金属部分にホコリや指紋などの汚れが付着して、接触不良になる場合があります。
SIMカードを取り外した時に不注意で汚れてしまうこともありますし、SIMトレーには防水パッキンがついているので、防水パッキンが挟まって奥まで正しく挿せていないこともあります。

SIMカードの取り出し方

iPhone側面のSIMトレーには小さな穴があり、その穴にSIMピンをさすとSIMトレーを取り出す事が出来ます。
SIMピンがない場合、針金や安全ピンなどでも代用することができますが、中で折れてしまったりパーツを傷つけてSIMトレーが取り出せなくなる恐れがありますので、できる限りiPhone購入時に付属しているSIMピンで取り外しましょう。

iPhoneが「SIMなし」になったときの対処法

iPhoneユーザー側でも行える対処方をいくつかご紹介します。

5-1. iPhoneを再起動してみる

まずはiPhone本体を再起動してみましょう。
iPhoneの一時的な不具合で「SIMなし」と表示されている場合、再起動で改善することが多いです。

5-2. SIMカードを抜き差ししてみる

一度SIMカードを取り外し、再度きちんとトレーに乗せて入れ直してみましょう。
この際に誤ってSIMトレーに乗せずにSIMカードだけを単体でiPhoneに入れてしまうと壊れてしまうので、SIMカードは必ず”SIMトレー”にのせてからiPhoneに挿しましょう。

5-3. SIMカードの端子をよく拭き取る

SIMカードを取り外し、乾いた布で拭きましょう。
SIMカード自体はとても薄くできていて、強く扱うと割れたり傷をつけてしまう恐れがあるのでお取り扱いにはご注意ください。

5-4. 家族や友人のSIMカードを読み込むか試してみる

キャリアショップにあるテスト用のSIMカードか、家族や友人が使用しているiPhoneに入っているSIMカードを入れて「SIMなし」表示が改善するか調べてみましょう。
”SIMカードにデータが入っているから別のiPhoneに入れるとデータが消えたり壊れそう・・・”と勘違いしている方が多くいらっしゃいますが、SIMカードにデータは入っていないので別のiPhoneに入れても問題ございません。
他のSIMカードを入れても直らなければ、SIMカードではなくiPhone本体に問題がある可能性が高いです。

5-5. iPhone利用料金未払いにより接続できない

携帯電話料金が未払いの状態では、電話回線もネット回線も利用できません。
「SIMなし」と表示される場合、利用料金の未納も原因として考えられますので契約している店舗に確認しましょう。

その他、iPhoneの紛失手続きをした後にiPhoneが見つかり、再度使用するためにSIMカードを入れても利用制限がかかっているので「SIMなし」の状態になります。
不正利用を防ぐ為、紛失届を出した後は以前使用していたiPhoneの使用はできません。

5-6. キャリアショップでSIMカードを再発行してもらう

SIMカードが壊れている場合は各携帯会社での再発行が可能です。
再発行には事務手数料がかかりますが、3,000円程度なので新しくiPhoneを買い直すより断然お安いです。

【au】

紛失・破損などによるSIMカードの再発行は有償3,850円(税込)です。
SIMカードの再発行はauショップで承っていて、ご来店の際は、本人確認書類と端末本体が必要です。

【docomo】

ドコモUIMカード(FOMAカード)/ドコモeSIMカードを紛失・壊してしまった場合、ドコモショップ/d gardenで再発行できます。
なお、再発行にはカード発行手数料3,850円(税込)が必要です。

【Softbank】

eSIMのプロファイルを削除、ご利用機種の紛失・故障・初期化などにより通信を利用できない場合、Softbankショップにて3,850円(税込)で再発行可能です。

基本的にはどのキャリア店もご利用料金ご請求時に合算請求されますが、店舗によっては異なる場合もございますので、詳しくはご契約のキャリア店までご確認ください。
ご契約手続き完了後、概ね1週間程でSIMカードが届きます。

5-7. iPhoneのネットワーク設定をリセットしてみる

iPhoneのネットワークをリセットすることにより症状が改善する場合がありますので、リセット方法をご紹介します。
 
1.「設定」アプリを開く
 
2.「一般」をタップ
 
3.「転送またはiPhoneをリセット」をタップ
 
4.「リセット」をタップ
 
5.「ネットワーク設定をリセット」をタップ
  ※パスコードを設定している場合は、パスコードを入力します
 
6.「ネットワーク設定をリセット」をタップ
 
リセットが開始すると 画面中央にAppleのロゴが表示され、リセットが完了するとiPhoneが自動的に再起動します。
再起動が終わればネットワーク設定のリセット完了です。

5-8. Wi-Fi環境で利用する

解決方法をすべて試したのに回線がつながらず、「SIMなし」となっているiPhoneでもWi-Fiを使用すると、インターネットの閲覧が可能です。
SNSやYou Tubeも使えますし、ゲームアプリで遊ぶこともできます。
ただし電話はできませんので、電話をかけたい場合はWi-Fi環境下で使用できる通話アプリのインストールが必要です。

対処法を試しても「SIMなし」ならiPhoneの故障の可能性も

SIMなし」と表示される原因がiPhoneの故障であれば、Apple Storeや修理店にご相談ください。
使用しているiPhoneが「Apple製品限定保証」「AppleCare+保証」の対象である場合、データは全て初期化されてしまいますが保証内でお安く修理ができるのでAppleStoreでの修理がおすすめです。

ただし、保証・サポートの対象外であるiPhoneはAppleStoreで修理をすると高額な修理料金がかかる可能性が高く、破損個所によっては別途費用がかかることもございます。
保証・サポートに加入していないのであれば、データも消さずにお安く修理ができるiPhone修理店がおすすめです。

「SIMなし」になる故障によく見られる原因

6-1. iPhoneを落下させた

iPhoneを落下させたりぶつけたりした際に、iPhone本体のフレームが曲がってしまったり、SIMトレーが欠けてしまっていませんか?
iPhone本体が曲がっていたりSIMトレーが変形してしまうと、何度挿入し直しても位置が合わず、内部のSIMカードが正しく読み込めていない可能性があります。

また、使用しているiPhoneシリーズとは違うSIMトレーを間違えて入れると奥まで刺さらず、取り出すことも出来なくなってしまうこともございますので、必ず使用しているiPhoneシリーズにあったSIMトレーを差し込みましょう。
(例)iPhone11にiPhoneXのSIMカードを入れるなど

変形によってSIMカードの接触が不安定になると、今後様々な故障を招いてしまう恐れもございますのでその場合は修理店にご相談ください。

6-2. iPhoneを水没させた

iPhoneには防水機能が搭載されていますが、生活防水程度なので大量の水は防げず、雨が降っている中でiPhoneを使用したり、濡れた手で触ると画面の隙間からiPhone内部にまで水が浸入してしまいます。
SIMトレーにも防水パッキンがついていますが、少量の水しか防げません。

ケースを付けていると気付きにくいですが、知らない間にケースとiPhoneの隙間に水が溜まっていて、iPhoneが濡れていることもしばしばあります。
大雨の中iPhoneをポケットやカバンに入れたまま帰宅したり、お風呂場で使用したりなど、水没に思い当る節があれば「SIMなし」のメッセージは水没による故障が考えられます。

「SIMなし」の修理ならiPhone修理ダイワンテレコムへ!

「SIMなし」と表示される原因と対処法について詳しくご紹介してきました。
iPhoneユーザー側でもすぐにできることが多くありますので、不具合が起きてしまった場合は慌てずに試してみてください。

iPhone修理ダイワンテレコムでは、「SIMなし」と表示されてしまうiPhoneに対して修理メニューをご用意しています。
上記の対処法を試しても症状が改善しない場合はお近くのダイワンテレコム店舗までご相談ください。

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