iPhoneの指紋認証が使えない原因と対処方法

[公開日:2024/06/28]
筆者: 梅田店

iPhoneの指紋認証が効かない原因と対処法

1-1. 保護フィルムがホームボタンに被っていないか確認する

保護フィルムを画面に貼りつける際や、経年劣化などで徐々に位置がずれてしまいホームボタンに干渉してしまうと指紋認証が正常に読み込めず、反応しないことがあります。
保護フィルムにズレがある場合は干渉しないように貼り直しましょう。

ホームボタン専用のアクセサリーを装着している

市場にはiPhoneのホームボタンに直接貼るアクセサリーなども販売しており、 アクセサリーの中には指紋認証に対応していない商品もあるので、アクセサリーをつけると指紋認証が使用できなくなってしまうこともございます。
貼り付け当初は指紋認証機能も問題なく使用できていたアクセサリーでも、経年劣化により粘着部分が汚れ、指紋認証読み込みの邪魔をしてしまう恐れもございます。
ホームボタンにアクセサリーやシールを装着しているのであれば、一度外して汚れを綺麗に拭き取り、指紋認証が反応するか確認してみましょう。

1-2. ホームボタンや指先を綺麗に拭く

指紋認証機能とは、登録されている指紋を読み取ることによってパスコードロックを解除するシステムとなっています。
なので指先やホームボタン自体が汚れていて指紋が正常に読み込めないと反応しなくなってしまいます。

ホームボタンに正しい位置で指を置く

iPhoneの指紋認証は指のすべての面を同時に認識できるわけではありません。 そのため、角度により指紋を認識できてもエラーとなってしまうことがあります。 指を斜めに置いたりせず、正しい位置に置いて指紋認証が反応するか確認しましょう。

1-3. iPhoneが雨水などで濡れていたら拭いて乾かす

指紋認証機能は水に弱く、雨が降っている中で使用したり、濡れた手で触ると反応しないことがあります。
iPhone 7、iPhone8、iPhoneSEシリーズのホームボタンは従来のiPhoneと造形が微妙に変わり、 「タップティックエンジン(Taptic Engine)」を採用した感圧式のセンサーになっています。
タップティックエンジンとはディスプレーへのタッチ圧力を検知して指先にブルッと反応を返す「3D Touch」機能によるものです。
ホームボタンや指先に水分があるとタッチ圧力が正常に反応せず、指紋認証機能も読み込みづらくなります。
指紋認証を使用する際は指先を拭いてから、水分や汚れがない状態で使用しましょう。

ホームボタンが濡れると指紋認証自体が壊れてしまう可能性がある

iPhoneは完全防水の端末ではなく、内部に水が浸入すると壊れてしまうキッカケになりえます。
また、iPhone5s~iPhone6sのシリーズは物理的にぽちぽちと押せるタイプのボタンですので、 押し込む際に皮脂や汚れ、ゴミなども内部に侵入してしまう恐れがあります。
iPhone 7、iPhone8、iPhoneSEシリーズのホームボタンは感圧式ですのでゴミなどは侵入しにくいですが、 水分は中に浸入してしまいますので、水滴などに気を付けて使用する必要があります。

1-4. 指紋を登録しなおす

指紋認証が反応しない場合や、頻繁にエラーが発生する場合、指紋を再登録するのも1つの手段です。
ただし指紋登録可能数は5件が上限なので、新しく登録できない場合は既存の指紋データを削除して新しく登録し直しましょう。
再登録することにより、指紋認証が反応しやすくなったり、エラーの頻度が減る場合があります。
上記で説明したとおりiPhoneは複数の指紋登録が可能なため、反応しないことが多い場合は複数の指で登録しておくのも良いでしょう。

指紋認証が消えている可能性がある

iPhoneのiOSエラーやアップデート、またはスマホ修理店などでバッテリーや画面など内部パーツを交換をした場合、 登録していた指紋認証データが全て消えてしまうことが稀にございますので、指紋認証が消えていないか確認しましょう。

1-5. iPhoneを再起動する

iPhoneの一時的なエラーにより指紋認証が使用できなくなっている可能性もあります。
この場合、iPhoneを再起動すると使用出来るようになります。
再起動後も頻繁に不具合が起こる場合は、ホームボタン、もしくはiPhone本体が壊れている可能性もあります。

1-6. iPhoneを初期状態にリセットしてみる

指紋認証が使用できないエラーの原因がソフトウェアにある場合、上記で説明した再起動では解消できないことがあります。
この場合、iPhone本体のリセット(初期化)が効果的です。
iPhoneの設定アプリから端末の初期化が可能ですので、データのバックアップ後に試してみるのも一つの方法です。

リセットする前にデータのバックアップをとる

リセット(初期化)をすると端末内に保存されているデータは全て消えてしまいますので、 データのバックアップを取っていない端末であれば、バックアップ作業をしてからリセットしましょう。

1-7. iPhoneを修理に出す

iPhoneには電源ボタンや音量ボタンなど様々な用途のボタンが搭載されていますが、 その中でもホームボタンは「アプリを閉じる」「ホーム画面に戻る」「Siriを呼び出す」など、 日常で何度も何度も押し込まれるので、当然”ヘタってくる”可能性が高いボタンです。
ホームボタンのパーツが壊れている場合、素人では修理が困難なためiPhone修理専門店などに修理依頼を出しましょう。

パスコードをオフにすると指紋認証が使えてなくても快適に

これまでに指紋認証の解説をしてきましたが、そもそもiPhoneにパスコードロック自体をかけていなければ指紋認証の登録も必要なく、簡単にiPhoneを使用できます。
外に持ち出すことのないiPhoneだからロック解除の度にパスコードを入力するのは面倒、という場合もあるでしょう。
ただしパスコードをオフにするとセキュリティ対策ができず、第三者でも簡単にiPhoneを操作できてしまいますのでご注意ください。

2-1. パスコードをオフにする方法

ロック状態をすばやく解除するために、iPhoneのパスコードをオフにして、パスコード入力やTouch IDによる認証なしでロック解除するための方法を紹介します。

1、「設定」を開く
2、「Touch IDとパスコード」をタップ
3、「パスコードをオフにする」をタップ

2-2. パスコードをオフにすると使用できない機能

パスコードをオフにしてしまうと使用出来ない機能もあるため、下記機能を使用している方はご注意ください。

Apple Payの登録が削除される

パスコードをオフにすると、Apple Payの登録内容が削除され、ウォレットに登録した内容はすべて消えてしまいます。 普段Apple Payを利用して非接触型決済をおこなっている人は注意が必要です。
新しいクレジットカードやSuicaなどを登録し直すには、パスコードを「オン」に再設定しなければ使用できません。

App StoreなどでApple IDのパスワードを手動入力する必要がある

Touch ID機能がオフになるので、App storeアプリや音楽、ゲーム内課金をするときは、Apple IDのパスワードを手動で入力する必要があります。
さらに、Apple IDパスワードの入力が要求される間隔を「常に要求」と「15分後に要求」のいずれかから選択することになります。 「常に要求」を選択すると、その都度パスワード入力が求められます。

指紋認証が効かないiPhoneは修理に出してみよう

iPhoneの指紋認証が使用できなくなってしまう際の場合の対処法を紹介してきました。
当記事で紹介してきた対処法の一部は、iPhone修理店であるダイワンテレコムでも応急処置として利用するものです。 iPhoneユーザー側でもすぐにできることが多くありますので、不具合が起きてしまった場合は慌てずに試してみてください。
また、これらの対処法でも症状が改善しないときには、iPhone本体の故障が強く疑われます。
iPhone修理ダイワンテレコムでは、指紋認証が使用できないiPhoneに対してホームボタンや画面の交換、基板修理などさまざまなメニューをご用意しています。 ほとんどの場合で、再度使用出来る状態にまで復旧が可能となっていますので、お困りの際にはお近くのダイワンテレコム店舗までご相談ください。

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