iPhone7Plusのリアカメラ故障について

[公開日:2018/05/26]
筆者: 渋谷店

日々たくさんの修理をご依頼頂いていますが、珍しい修理がありましたので少しご紹介を。

今回持ち込み頂いたのは「iPhone7Plus」で、リアカメラの表示がおかしいということでした。リアカメラ(外側カメラ)を起動し、確認させて頂くとこのような感じに。

 

 

見たことのない症状です。

持ち込みいただいた端末はキレイな状態で、落下痕なども一切なし。

角度を変えたりするとこの赤いシミの部分が濃くなったり薄くなったりします。これはおそらく リアカメラ の故障が原因だろうということで、リアカメラ交換として受付をさせて頂きました。

 

部品を交換してみる

さて、それでは部品を交換してみましょう。iPhone7Plusのリアカメラというとデュアルカメラを採用したことで、より立体的にきれいな写真を撮ることが可能となりました。デュアルカメラという位ですから、もちろんアウトカメラだけで2個もついています。

上記画像は取り外した部品のもの。

これを新しい部品に交換していきます。

フロントパネル(液晶パネル)は外しますが、基盤などは外す必要がないため、作業的にはそこまで難易度は高くありません。あっという間に作業は終了しました。

 

作業後の動作確認

交換作業が終わったので、再度アウトカメラを起動させて確認してみます。さて、どうでしょうか・・・

 

 

直りましたね。角度を色々と変えてみながら確認しましたが、あの赤い影はまったく出なくなりました。やはり「リアカメラ自体」が問題を抱えていた(故障していた)ということで間違いなさそうです。

 

さらに検証を進めてみる

さきほど取り外したリアカメラ自体をしっかり確認してみます。

見た感じでは全く違和感も損傷箇所も見つけられないです。裏・表はもちろん、接続部分やケーブル部分においても問題は見受けられませんでいた。このリアカメラをもっと分解してみようと思います。

バラバラっと。

実際には「同じ枠の中に固定されているだけ」で2つの独立したカメラが存在します。ケーブルも繋がっていないので、これの片方を交換するなんてこともおそらく可能なんでしょうね。過去に他のアウトカメラも分解してみたことがありますが、構造が大きく変わっているように感じました。分解作業、非常に難解で苦戦してしまいました。

デュアルカメラ、部品代がすごく高額なので分解出来ずにいたので、非常に勉強になりました。

 

原因はなんだったのか

ここまで分解して、やっと原因らしいものがみつかりました。それは・・

カメラ内部にある反射板(ミラー)に割れ箇所を確認。どうやらこれが赤いモヤを発生させていた張本人と考えて間違いなさそうです。実はこの症状、iPhone7なんかではちょこちょこ見ているんですけど、それらはどれも「落下」が引き金となっています。もしかしたら今回のiPhone7Plusもどこかのタイミングで落下(もしくは衝撃)を受けているのかもしれませんね。

 

アイフォン修理のダイワンテレコム渋谷店ではこれまで数々の端末と向き合ってきたことにより、「膨大な経験値」と「確かな技術」をお約束します。

「こんなの直せるの・・?」大歓迎です。ぜひお気軽にご相談下さい!

 

 

 

 

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