iPhoneXの有機EL(OLED)と液晶(LCD)の違い

[公開日:2018/08/04]

有機EL(OLED)と液晶(LCD)の違い

iPhoneXは今までのiPhoneシリーズで使われていた液晶(LCD)とは違い、”有機EL”(OLED)と言うディスプレイ技術が採用されています。

液晶と有機ELの大きな違いは"発光方法"にあります。

まず、液晶(LCD)「写真右➡︎」はカラーフィルター&液晶シャッターで映し出された映像を後ろからバックライトで照らして表示されています。

一方、有機EL(OLED)「写真左⬅︎」はサブピクセル一つ一つが独自で発光しています。

有機ELが液晶よりも綺麗に見える原理

液晶(LCD)

例えば”赤”を表示する場合、「液晶」は液晶シャッターで他の色を遮ってはいるもののどうしても隣の色が混じり僅かにぼやけて表示されてしまいます。

有機EL(OLED)

これに対して有機ELは”赤”のみが独自に発光しているので他の色が混じる事がありません。(他の色は消灯している)これにより鮮やかな”赤”が再現できる訳です。

有機ELのメリットとデメリット

有機ELは数十年前から開発されてはいたのですが、当初は消費電力が液晶よりも大きく耐久年数も然程良くはありませんでした。(現状メーカーやサイズにより有機ELが液晶よりも消費電力が大きい場合があります)それが時代とともに改善され2017年には多くの有機ELの製品が出始めました(2017年は有機EL元年とも言われてます)

これから時代は有機ELが液晶の次を担うであろうディスプレイとして今注目されいます。

さて、これだけ注目されているこの有機ELのメリットとは何でしょうか?

有機ELディスプレイの特徴

 

写真で見るとわかりやすいですが、有機ELはディスプレイ構造が圧倒的に少なくシンプルです。

OLEDはLEDと同様に発光時には熱をともわない構造となっており高効率になっていますがLEDに使われてる構成素材(サファイヤなどの単結晶基盤)よりもはるかにコストが低い豊富な資源(有機化合物)で製造することができます。

これから有機ELの製造技術が安定して量産されればコストが抑えられて価格も安定してくると思われます。

iPhoneXの画面修理を修理する際の注意点

さて、iPhoneXに使われている有機EL(OLED)が画面割れや液晶不良で修理する際にコピーパネル[液晶(LCD)]で修理するとどのような症状が発生するかをまとめてみました。(当店独自リサーチ)

・画面が暗くなる(色ムラが出る)

・バッテリー消費量が増える

・タッチ操作が鈍くなる

このような結果からダイワンテレコム 名古屋駅前店ではiPhoneXの画面割れ/液晶不良修理には有機ELパネルのみ使用しております。(2018年8月現在)

有機ELは現段階では希少価値が高く仕入れは注文を頂いてからのご用意となります。(修理希望日の前日12時までのご予約で最短で翌日お昼頃〜修理可能です。)

iPhoneXの画面割れ/液晶不良の修理をされる際は有機ELか液晶かをよく確認して修理されることをおすすめいたします。

 

source:youtube

Photo:価格.COMマガジン

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