iPhoneを使っている方で、「リンゴループ」という言葉を耳にしたことがある方は少なくないのではないでしょうか。
iPhoneを起動するときには、iPhoneの画面にアップル社のロゴマークでもある「リンゴマーク」が表示されます。
あまり目にする機会が多い画面ではありませんが、iPhoneを再起動する際には必ず見ることになる画面です。
そして、通常であればしばらく経った後にリンゴマークの画面が消えて、ロック画面やホーム画面が表示されます。
「リンゴループ」とは、このリンゴマークの画面が付いたり消えたりと繰り返し表示され、先に進めなくなってしまう症状をさした言葉です。
一度リンゴループになるとiPhoneを起動することができなくなり、さらにiTunesやiCloudでデータを取り出すこともできなくなってしまいます。
さらにこの症状が自然に治ることはないため、リンゴループになっている原因を特定して取り除くまでは復旧すらままなりません。
そんな恐怖のリンゴループが起きる原因や、リンゴループになったときに自分でできる対処法、データを残したまま修理する方法を紹介していきます。
◆ リンゴループからの復旧のご相談・修理のお見積りは、下記のページからお気軽にご相談ください。
◆ 店頭でのご相談をご希望ならお近くのiPhone修理代ワンテレコム店舗をご活用ください。
アップルのロゴマークが繰り返し表示されて、その先のロック画面やホーム画面に進めなくなってしまう「リンゴループ」ですが、発生の原因は非常にさまざま。
「朝起きてiPhoneを見たらリンゴループになっていた…」
「ふと目を離したうちにiPhoneが再起動してリンゴループになった」
など、突然発生したように感じられることも多いのがこのリンゴループの特徴です。
しかし、リンゴループが発生するときには「前触れ」が現れることが多く、リンゴループの危険サインともいえる「前触れ」を確認することで、リンゴループの原因をある程度推測することができます。
さて、リンゴループの主な原因は以下の通りです。
大きく分けて、「ソフトウェアの問題」と「ハードウェアの故障」が考えられます。 これらのリンゴループの原因について、詳しく解説していきます。
リンゴループの原因としては、最も多いと思われるのが「ストレージの容量不足」です。
iPhoneを購入する際に「16GB / 64GB / 128GB / 256GB / 512GB」といった表記を目にするかと思います。
この「GB」はiPhoneのストレージ容量を表しており、この数字が大きいほどたくさんのデータを保存しておけることになります。
iPhoneには写真や動画、アプリのデータなどを保存するための内部ストレージが備えられており、このストレージ容量は購入したiPhoneのモデルによって異なります。
iPhoneストレージですが、容量に空きがない状態でiPhoneを使い続けると「iPhoneの動作が重くなる」「アプリが起動できなくなる」「リンゴループになる」などのさまざまな不具合が発生します。
以下のようなメッセージがiPhoneに表示される場合にはストレージが圧迫された状態ですので、早急に写真や動画の削除、アプリのアンインストールなどで対応する必要があります。
ストレージの容量不足は、写真や動画データを大量に保存しているiPhoneや、不要なアプリをインストールしたままにしているiPhoneで陥りやすいので、リンゴループを防止するためにも常日頃からiPhoneストレージの容量は気にかけておくようにしましょう。
iPhoneに搭載されているオペレーティングシステムを「iOS」と呼びますが、このiOSは不定期にソフトウェアアップデートがAppleから配信されます。
iOSのソフトウェアアップデートではiPhoneの新機能追加やセキュリティ機能の改善などが行われますが、さまざまな原因によりアップデートが失敗することがあり、その結果としてリンゴループになることが少なくありません。
iOSアップデート(ソフトウェアアップデート)が失敗する原因としては、以下のようなものがあります。
特に、品質の低いWi-Fiに接続した状態でのiOSアップデートには注意が必要です。
通信速度と接続の安定しない街中のフリーWi-Fiなどはアップデート作業に適していませんので、家の中に設置したWi-Fiなど安定した通信環境でiOSアップデートを実施するようにしましょう。
iPhoneには基板(ロジックボード)と呼ばれる重要な部品が内蔵されており、例えるなら心臓のような役割を果たしています。
この基板は「落下などの強い衝撃」や「水没」に弱く、ふとしたことで故障してしまうことがあります。
基板が故障することでiPhoneの起動中にエラーが発生し、リンゴループとなるケースも多く見られます。
iPhoneの落下や水没に気を付けるのはもちろんですが、純正ではない安物の充電ケーブルを使ったiPhoneの充電などでも基板が故障することがありますので、できることならApple純正の充電ケーブルと電源アダプタを使用するようにしたいところです。
先ほどの項目で説明した基板以外にも、カメラ部品やディスプレイ部品といったパーツの故障でリンゴループになることもあります。
特に、iPhone 8以前の機種ではTouch IDに関連するホームボタン、iPhone X以降の機種ではFace IDに関連する近接センサー部品、全体的にはディスプレイやバッテリーの故障によりリンゴループになることが非常に多いです。
基板と同じように落下などの強い衝撃や水没などがリンゴループの原因となりますが、大切に使っていたとしてもバッテリーの経年劣化が原因となる場合がありますので、充電がすぐになくなると感じ始めたら、早めにバッテリー交換を行いましょう。
ここまで紹介してきたように、一口にリンゴループと言ってもその原因はさまざまです。
一見原因の特定が難しそうに思えますが、実はリンゴループ中のiPhoneをよく見ることで、おおよその原因を特定することができます。
注目するのは「リンゴマークが点滅する早さ」です。
リンゴマークが数十秒間表示されたあとに画面が消えて、またリンゴマークが現れるリンゴループは、iOSアップデートの失敗やストレージ容量不足など「ソフトウェアの問題」で発生していると考えられます。
一方で、リンゴマークが表示されても十秒ほどですぐに消えて、すぐにリンゴマークが現れるリンゴループは、基板やパーツの故障、つまり「ハードウェアの故障」と考えられます。
これはあくまで「このような例がほとんど」という話で、必ず当てはまるわけではないかもしれませんが、リンゴループになったiPhoneを100台以上見てきた筆者はこのような方法でリンゴループの原因をほぼ特定できています。
リンゴループは突然発生するため、急にiPhoneが使えなくなり困ってしまうケースが多いです。
そんな非常時にすぐに試せるリンゴループの対処法をご紹介いたします。
これらの方法で、iPhoneを修理に出さずにリンゴループから抜け出すことができるかもしれません。
iPhoneに何らかの不具合が出たときには再起動で直ることも多く、リンゴループについても例外ではありません。
ただしリンゴループの場合、通常の方法ではiPhoneの電源を切ることができないため、少々特殊な操作を使って「強制再起動」を行う必要があります。
強制再起動の方法はiPhoneの機種によって異なりますので、お使いのiPhoneにあった手順で実施してください。
iPhoneの一時的な起動エラーなどでリンゴループが出ていた場合、強制再起動で改善される場合があります。
SIMカードもしくはSIMカードを読み取る部品に不具合がある場合、SIMカードを抜いた状態でiPhoneを起動してみると、リンゴループから抜け出せる場合があります。
「強制再起動」の方法でiPhoneの電源を切ってからSIMカードを取り出し、iPhoneを起動させてみましょう。
強制再起動でリンゴループが直らない場合は、PCに接続してソフトウェアアップデートを実施することで直る可能性があります。
特にこの方法では、iOSアップデートの失敗が原因でリンゴループになったiPhoneを復旧できる可能性が高いため、少々手間ではありますができれば試してみたい対処法です。
正常にソフトウェアアップデートが完了できれば、iPhoneのデータを残したままリンゴループから抜け出すことが可能です。
※Windows、MacOSともに「アップデート」ではなく「復旧」を選択すると、iPhoneが初期化されて内部のデータが消えてしまいます
iPhoneを「復元」することで、ストレージ容量不足やiOSアップデートの失敗など「ソフトウェア」が原因のリンゴループから高い確率で抜け出すことができます。
ただし、iPhoneを復元すると写真・動画やアプリなどを含めたすべてのデータが消えてしまいます。
ここまで紹介した対処法でどうしても直らない場合や、あらかじめデータのバックアップを取っている場合などにはiPhoneの復元が有効です。
iPhoneを復元する方法は、先ほど紹介したiOSアップデートを行う方法の最後に「アップデート」ではなく「復元」を選択するだけです。
このように、どうしても自分でリンゴループを復旧できない状態の場合は、iPhone修理の専門家に任せてみましょう。
iPhoneの修理を依頼する方法は、2通りあります。
それぞれの修理方法の違いを紹介していきます。
Apple正規店とは、「Apple Store」といったアップルの直営店や、「Apple正規サービスプロバイダ」といったApple公認の修理店のことを指します。
これらの店舗では、リンゴループに陥ったiPhoneに対して「SIMカードの抜き差し」「iOSアップデート」をはじめとした応急処置、そしてiPhoneの「本体交換」といった対応を受けることができます。
Apple正規店を利用するメリットとデメリットを見ていきましょう。
Apple正規店最大のメリットは、本体交換によって確実に使える状態のiPhoneを手に入れることができることでしょう。
特に、有償の保証サービスであるApple Care+に加入している場合は、格安で新品のiPhoneと交換してもらうことができます。
一方で、本体交換を行うとデータが消えてしまう点は気になるデメリットです。
本体交換以外の対応は「iOSアップデート」や「SIMカードの抜き差し」と個人でも行えるような作業のみになってしまいますので、「自分で試してもデータを取り戻せなかったけど、Apple正規店なら…」という期待はしないほうがいいかもしれません。
iPhone修理ダイワンテレコムをはじめ、街中のiPhone修理店にリンゴループの修理を依頼するという選択肢もあります。
特にiPhone修理ダイワンテレコムでは、「SIMカードの抜き差し」「iOSアップデート」などの応急処置はもちろんですが、「故障した基板・各種パーツを個別に修理する」ことが可能です。
リンゴループに陥ったiPhoneを対象として、お客様からのヒヤリングや症状から原因を探り、「ソフトウェア」と「ハードウェア」の両面からのアプローチでiPhoneのデータを残したままの復旧を目指します。
Apple正規店とは異なり新品との本体交換などは行っておりませんが、「リンゴループになったiPhoneからのデータ復旧(取り出し)」はiPhone修理ダイワンテレコムならではの強みです。
iPhone修理ダイワンテレコムでは、さまざまな原因でリンゴループに陥ってしまったiPhoneの復旧作業を承っております。
iPhone修理ダイワンテレコムで実施するリンゴループ復旧作業はただ一つの作業を実施するというわけではなく、お持ち込みいただいたiPhoneの状態を詳細に診断し、「iOSアップデートをはじめとした対処法」「バッテリー交換やその他パーツ交換」「水没修理」「基板修理」といった修理メニューの中から適切なものをご案内するというものです。
特にiPhoneの基板故障にも対応可能な「基板修理」を実施できるiPhone修理店は数少ないため、ハードウェアが原因のリンゴループについてiPhone修理ダイワンテレコムでは非常に高い復旧率を誇っております。
「iPhone修理店でデータは消えてしまうといわれた」
「基板が原因とリンゴループなので修理できないといわれた」
などと一度は判断されてしまったiPhoneでも、内部の大切なデータを取り出したままリンゴループを直したい...といった場合には、ぜひiPhone修理ダイワンテレコムまでご相談ください。
数あるリンゴループの原因の中でも、「ストレージ容量不足」によるリンゴループは、最もデータ復旧が難しいといわれています。
しかしながら、iPhone修理ダイワンテレコムなら非常に高い確率でデータ復旧が可能となっています。
一般的なiPhone修理店が提供しているリンゴループの復旧修理は「iOSのアップデートをする」「iPhoneを初期化する」
といった簡単なものです。これらの作業では、ストレージ容量不足によるリンゴループからデータを復旧できる可能性は低いと言わざるを得ません。
一方で、iPhone修理ダイワンテレコムでは上記の作業に加えて「特別な復旧作業」によりデータ復旧を試みるサービスを提供しております。
Web上で簡単な見積りを取ることもできますので、なかなか直らないリンゴループでお困りの方は、下記のページからお気軽にご相談ください。
ここまで紹介してきたように、リンゴループは突然発生してiPhoneを使えない状態にしてしまう恐ろしい不具合です。
しかし、普段からリンゴループに備えておけば、もしリンゴループになってしまっても必要以上に慌てることなく冷静に対処することが可能です。
また、リンゴループが発生するのには必ず原因がありますので、予防策を取ることでリンゴループを未然に防ぐことが可能です。
リンゴループを予防する方法と、日ごろから備えておきたいことについて紹介していきます。
ソフトウェアが原因のリンゴループで最も多い原因がストレージ容量不足です。
特にストレージ容量不足でのリンゴループはiOSアップデートでの復旧がやや望み薄となってしまいますので、より致命的といえます。
一方で、予防するのも簡単です。
日ごろからiPhoneのストレージ容量に余裕をもっていれば、突然リンゴループになってしまう可能性はグッと低くなるでしょう。
「ストレージの空き容量がありません」
などといったエラーメッセージが表示された場合には危険信号ですので、なるべく早めに不要なアプリや写真・動画などを削除して、ストレージの空きを確保するようにしましょう。
iOSアップデートの失敗もリンゴループの原因としては高い比率を占めます。
通信速度が遅かったり、通信が安定しなかったりするWi-FiはiOSアップデートが失敗してしまう最たる原因になりますので、やはり信頼できるWi-Fiを用いてiOSアップデートを実施するようにしましょう。
特に街中のフリーWi-Fiは多くの人が利用するため通信の品質が安定しません。iOSアップデートにフリーWi-Fiを利用するのはなるべく控えるのが安心です。
万が一リンゴループでiPhoneのアプリや写真データが消えてしまったとしても、常日頃からバックアップを取っておけばすぐに復旧することが可能です。
バックアップを取るのが面倒という方でも、iCloudの自動バックアップ機能を活用すれば毎日寝ている間に自動でバックアップを作成することができます。
また、PCを持っているならiTunesやFinderを使ってバックアップを取ることもできます。
iPhoneを地面に落としてしまうなどの強い衝撃や水没は、リンゴループだけでなく起動不良・画面割れをはじめとしたさまざまな不具合の原因となります。
気を付けていても起こってしまうのが事故というものですので、iPhoneに耐衝撃ケースや防水ケースなどを装着しておくと、いざというときにiPhoneを守ってくれるでしょう。
iPhoneのリンゴループについて解説してきました。 最後に要点をまとめてみます。
iPhone修理ダイワンテレコムでは、リンゴループになってしまったiPhoneのご相談を日ごろから多く頂いております。
iPhoneの状態によっては、お持ち込みいただいたその日中にデータを残したままでの復旧も可能となっておりますので、まずはお近くのiPhone修理ダイワンテレコム店舗までご相談ください。
iPhone修理ダイワンテレコムでは「店頭持込で修理依頼」と「郵送で修理依頼」からお選びいただけます。
それぞれのお申込み方法と手順をご紹介します。
最寄りのiPhone修理ダイワンテレコムに画面修理をご依頼いただくiPhoneをお持ち込みください。「画面割れ」「液晶不良」ともに画面修理であれば30分程度でご返却が可能です。画面割れが激しい・タッチが効かないiPhoneでもぜひ当店までご相談ください。
Step 1
お客様とiPhoneの状態を確認
Step 2
診断書を書いて控えをお渡しします
Step 3
画面の修理は、最短30分で完了!
Step 4
iPhoneをご確認いただきお支払いへ!
郵送修理はかんたん4STEPでお申込み~ご返却まで完了!
ご返却まで「最短3日」でお渡し可能です。
「なかなか修理に持っていく時間がない」という方にご好評いただいております。
Step 1
郵送修理フォームよりお申込み!
Step 2
画面修理が必要なiPhoneを当店へ郵送!
Step 3
最短「到着当日修理→翌日返送」でご返却!
Step 4
お受け取り時に郵便局スタッフへお支払い!
ダイワンテレコム修理サービスでは「お電話・メール予約・WEB予約」から事前予約が可能です。店頭持込も郵送修理も随時受付中!
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