iPhoneパネル交換時のホームボタン事故可能性の低減について

[公開日:2023/02/13]
筆者: 青砥店

みなさん、こんにちは。ダイワンテレコム青砥店です。

今日は昨年を振り返っての当店の修理改善です。進歩して事故が起こらなくなったお話です。

昨年、パネル交換時の事故で、Touch IDが使えなくなってしまったことが、数件ありました。

お客様からすれば、どうしてパネルの交換なのにホームボタンに故障が?と疑問に思われてある意味当然なのですが、仕組みをご説明しますと、iPhoneのどの機種でもホームボタンは、パネル側に取り付けられているのです。私ども修理店ではガラス割れの場合でも液晶不良の場合でも、壊れたパネルからホームボタンを取り外して、新しいパネルに取り付ける作業をしています。他にも新旧間で移植する部品はあるのですが、ここでは省略します。その取り外しの際に、接着剤が硬すぎると、ホームボタンの配線を傷つけてしまい、断線によりホームボタンの故障となってしまうのでした。

これは、写真のように、

危険なやり方
裏面右方向から作業ヘラを入れることで起きていました。硬い場合はエタノールで粘着を溶かしてから、というのが作業標準でした。
ところが、何度エタノールで粘着を攻めても剥がれないことがありまして、昨年の秋の初めまで、粘着が硬いのが来ないようにと祈ることしかできず、開業以来の半年強で数件、Touch IDなしのボタンに交換してお詫びする事態になっていました。

しかしながら、失敗に学んだ青砥店では、秋から写真のように

安全なやり方
ホームボタンの下方向にある止め輪を持ち上げてエタノールを入れる形に作業標準を変えたことで、パネル交換時のホームボタン事故の発生をゼロに抑えることに成功しました。今後も絶対に起きないとは言えないので、タイトルは可能性の低減としています。

もしパネル交換修理でTouch IDがなくなってしまったなんて話がありましたら、そこへ行くのはやめて、当店にお持ち込みください。

最後に、失敗は成功のもとということで、昨年当店にパネル交換等をご依頼でTouch IDなしとなってしまったお客様に改めてお詫び申し上げます。今後は大丈夫です。

以上、ダイワンテレコム青砥店でした。

 

 

 

この記事を書いた店舗情報

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