iOS13の不具合の実例

よく大きな問題として報告されているのはモバイル通信が切断されるという不具合です。割合としてはドコモユーザーからの声が多いそうですが、auやソフトバンクユーザーからも同様の報告は上がっています。これは機種に関わらず起きる不具合のようで、一時的に通信が繋がらなくなったり全体に回線が不安定になったりします。単純に

これの対処としては本体再起動が最も効果的であるようです。こういったソフトウェアの一時的な不具合の場合には本体再起動が基本的には有効なので、お試しください。

モバイルデータ通信だけでなく、Bluetoothの接続もアップデート後に安定しなくなったという声も上がっています。iPhoneからイヤホンジャックが無くなって、Bluetoothを使うワイヤレスイヤホンを使うようになったという方も多い中でBluetoothが途切れてしまうとどうにも不便ですよね。ブツブツと切れるだけでなく、そもそも中々認識されないという方も居るようです。

カメラを起動しようとしても画面が真っ暗になり、起動が出来ないという不具合も報告されています。こちらはカメラアプリを一旦終了し、再起動すると使えるようになる一時的なものであるよう。さらにカメラの切替などの動きがスムーズでないということも言われていて、カメラからビデオやパノラマなどに切替をする際、タップやスワイプをしてから実際に切り替えられるまでにタイムラグがある端末が出ているようです。

一部ですが、Face IDが認識されないという問題も出ています。Face IDが破損等で壊れてしまった場合、「このiPhoneでFace IDをアクティベートできません」というメッセージが出るのですが、特に外的破損が生じていないのに同様のメッセージが出てくるそうです。こちらは再起動しても直らないとの報告があり、本体交換になってしまう可能性もあるようです。

「そんな不具合もあるの！？」といった問題も報告されています。コントロールセンターを出して電卓アプリを開くと、開いた直後に勝手に他のアプリに遷移してしまう、というものです。何度開こうとしても電卓が使えず、状況を鑑みるととても不便ですね。

メールアプリにおいても不具合はあります。一つはGmailで受信は出来ていてもメールを開く事が出来ない、さらにスクロールもできないというもの。加えてGmailに限らずメールアプリのテキスト本文が入力されないということがあり、エラーメッセージとして「フォーマットの方法に問題があるため、このメッセージは表示できません。 別のフォーマットまたはメールプログラムを使ってメッセージを再送信するように送信者に依頼してください。」と出てくる場合も確認されています。

通知に関しても、メール受信時に通知が鳴るように設定しているにも関わらず受信時に通知音が鳴らない端末もあり、細かい設定変更をしても改善されないとのことです。

iOS 13.1.3においてメモアプリが操作中に勝手に落ちてしまうこともあるようです。これはiPhone XSユーザーが報告したものであり、再起動した所ほとんど使えないということはなくなりましたが、以前ずっと使い続けることは出来ず、どうしても途中でアプリが強制終了されてしまい、入力した内容も反映されていないそうです。

iPhone8において報告されている問題で、バッテリーの残量が安定せず急に残量の表示が80％近く変わってしまったり強制シャットダウンが発生したりするということも報告されています。なにより重要なバッテリー関係で問題が発生するとアイフォンの使用すらままなりませんから、これに関しては特に原因の究明が急がれる所です。

iOS関連の不具合がここまで問題視されているのは、再起動あるいはシステム更新で復旧が出来ない場合が多いためです。iOS13の負荷に端末が耐えきれず物理的に損傷したのか、システムが根本からクラッシュしているのかはわかりませんが、原因がiOSであったと特定できたとすればできるだけ早めの公式対応があると良いのですが･･･今のところ保証の対象内であった場合は修理や本体交換が行われてはいます。iOS13.1．1～iOS13.1．3で次々にバグフィックスは行われているようですので、今後のアップデートで問題なく使えるようになることを期待したいですね。