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アイフォン修理のダイワンテレコム渋谷店です。
iPhone 11や、iPhone 11 Proでリンゴループが多発しているらしい…。
そんな不吉な噂を耳にしたので、その真偽のほど、そして、発生している状況などを調べてみる事にしました。
今回は、iPhone 11・iPhone 11 Pro、そしてiOS13絡みで発生している、いわゆる「リンゴループ」「文鎮化」などについてチェックします。
まずは、世間ではどの程度、iPhone 11・iOS13絡みのリンゴループが起きているのか調べてみると、出るわ出るわ…で、9月20日の発売直後から、リンゴループだ、文鎮化だ、フリーズだと、iPhone 11オーナーの悲鳴をあちこちで拾う事ができました。
こちらは、iPhone 11 Pro MAXと、iPhone 11 Proのオーナーですね。
10万円超の高級スマホなのに、かける言葉も見つかりません。
10万円超の文鎮なんて泣きたくなりますよね。
こちらはどちらもiPhone 11でリンゴループに見舞われていますが、片やリンゴループに陥るも辛うじて復旧した様子、片やApple Storeでの修理も空しく2度目のループ発生と、症状の重さや回復に違いが見られる様子です。
いろいろ調べてみると、発生の仕方もマチマチで、最も多いのはバックアップからのデータ復元時の発生ですが、それ以外でも、上記事例のように、何の脈絡もなく突然落ちてループに陥るケースもあるようですし、傍らに置いていて、ふと気づいたら勝手に再起動したあげくループになったとの記述もありました。
Twitterには様々な形でのリンゴループが報告されている一方、ネット上では、まだ「リンゴループ」について取り上げているサイトやブログはあまり多くないようです。
Twitterは情報が早いので、まだこれから…なのかもしれませんが、Twitterとネットでは多少の温度差を感じました。
Appleではすでに状況を把握していて、サポートに置いて上記のような注意を掲載しています。
Apple が事態をどこまで把握しているかは不明ですが、少なくとも、新型iPhoneの発売から1週間(9/27に公開されています)で、こうしたページが用意されると言う事は、それだけ多くの不具合の報告があった事は間違いありませんし、事態が深刻である認識を持っている証拠でもあるのかもしれません。
ただ、この注意書きには、「Appleロゴと進行状況バーを表示したまま動かなくなる」症状が、どのような操作や状況で発生するかは書かれていませんが、対応方法として、リカバリーモードでの起動を紹介しており、iOS13.1.1にアップデートすればよい…といった書き方になっています。
しかし、サイドボタン、音量ボタンがまるで反応しない症状もあるようなので、そういう場合には
Appleの言うリカバリーモードにもする事ができませんので、文鎮状態が続いてしまう事になります。
不具合が発生してしまったユーザーが、どこで何をすれば良いのか、最良の方法をできるだけ早く公開すべきではないかと思います。
参考元:iPhone を以前のデバイスから復元または移行した後で Apple ロゴと進行状況バーを表示したまま動かなくなった場合 - Apple サポート
実は、筆者は「iOS13 Public Beta」が配信されてすぐにインストールしてしばらく使っていました。
iOS12もPublic Betaを使っていましたが、比べると、iOS13の方が、はるかに不調や不具合が多かったという印象です。
iOS12はベータ版のまま正式版がリリースされて、そのまま使っていましたが、iOS13はベータ版のあるバージョンでフリーズしてしまい、我慢の限界となり「復元」してまで、iOS12に戻した経緯があります。
「復元」と言うのは、つまり「初期化」です。
Public Betaを使っていた間に更新されたデータや、写真やメールなど、全て失ってしまいました。
その事と、現在起きている不具合や症状との因果関係は分かりませんが、iOS13はiOS12よりも遥かに不安定でしたし、iPhoneとの相性が悪いと感じさせる事が度々ありました。
iOS13は9月20日に正規版がリリースされましたが、それから2週間も経たない内に「13.1」「13.1.1」「13.1.2」と3つものアップデートが配信される等、正直、「異常」とさえ感じます。
我が家には、2台のiPhone 11があります。
1台は家内が購入したもので、Apple Store表参道店で受取り、その場でiPhone 7からiCloudにバックアップを取り、復元作業を行いました。
もう1台は、自宅に届いたiPhone 11を、PCに接続してiTunes内のバックアップを使って復元しました。
いずれも問題なく、一度も再起動になったり、フリーズする等の症状は出ていません。
思い当たる事と言えば、1つだけあります。
こちらは、私のiPhone XSのiCloudの利用状況と、バックアップデータ量ですが、写真や動画をiCloudに保存しない(※)上、メールやメッセージ(SNSやiMessage等)も保存しないので、データ量が非常に少なくなっています。
※写真や動画の保存
iPhoneで撮影した写真・動画は、Amazon Prime Photoに、他のiPhoneで殺意した写真・動画、デジカメで撮影した写真と一緒に保存し、必要に応じて、複数のデバイスにダウンロードするようにしています。
もちろん、無関係化もしれませんが、2台あるiPhone 11と、iPhone 7にもiOS13をインストールしており、iPhone 11は2台ともバックアップからの復元を実行していますが、まったく問題なく動作している事を勘案し、違いを探してみたら、「そう言えば保存データを減らすように心がけている」事を思い出した次第です。
WiFiの速度も影響がありそうです。
Apple StoreのWiFiがどの程度の速度が出ていたのか分かりませんが、家内のiPhone 8→iPhone 11へのデータ移行はものの数分で完了していました。
自宅で行ったもう一方のiPhone XS→iPhone 11のデータ移行も、PCのiTunesで数分で完了しましたが、自宅のWiFiは「NURO光」なのでまあまあ速く、200~300MB程度のデータの復元を行う程度なら問題ない速度だったと思います。
遅い、あるいは不安定なWiFi環境下では、復元にも何らかの影響はあるかもしれません。
また、通信という事で考えれば、装着しているSIMが悪さをしている可能性もないとは言えないかもしれません。
「リンゴループにはコレだ!」というような、有効な手立てはあまりないのですが、それでも、もし、電源ボタンや音量ボタンが動作するようなら試してみる価値はある対象法が「強制再起動」です。
ボタンが動作可能なら「強制再起動」を試してみる事をお勧めします。
強制再起動で復旧したという事例もあるようなので試してみるべきでしょう。その際に、SIMを抜いて再起動してみてください。
ただ注意しなければならないのは、バックアップからの復元は、データ量が多い場合や、通信環境が良好でない場合など、様々な要因によって、想像以上の時間がかかる事もあり、それは異常ではない場合もあります。
5時間かかったとか、20時間もかかった等という事例もネット上で報告されていましたので、必ずしも復元に時間がかかるのは全てが「異常」と思わない方がいいでしょう。
ただ、リンゴマークと進行バーが出続ける場合や、再起動を繰りかえす場合など、あきらかに異常な状況の場合には、やはりAppleサポートに相談するしかなさそうです。
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