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iOS13.5.1をインストールした一部のiPhoneで、「ミュージック」アプリがバックグラウンドでバッテリーを急速に消耗している、という不具合の報告が、Appleのサポートコミュニティや海外フォーラムのRedditで相次いでいます。
この不具合はiOS13.5.1にアップデートしている場合、すべての機種で発生する可能性があることが判明しています。
iPhoneに最初からインストールされている純正「ミュージック」アプリを使用していない時に、異常にバッテリーを消耗する症状が相次いで報告されています。
「ミュージック」を数週間あるいはまったく使用していないiPhoneにおいてもバックグラウンドで「ミュージック」が動いており、毎日数時間にわたって症状が現れることもあるといいます。
この現象は、6月上旬にリリースされたiOS13.5.1をインストールしたiPhoneで発生しており、iPhone 11やiPhone X、iPhone 8など様々な機種で同様の症状が報告されており、機種の問題ではないと考えられます。
Appleサポートコミュニティには、iOS13.5.1をインストールしたiPhone 8 Plusで同様の現象が起こっているとして、画像が投稿されています。
投稿者は音楽を聴いておらず、「ミュージック」アプリは当然使っていなかったにもかかわらず、iPhone 8 Plusが発熱して数時間でバッテリーが切れてしまったといいます。
その後iPhoneの電源を切り、再起動後にiCloudからログアウトするという操作を試しても、症状は改善されなかったそうです。
上記の画像では、「ミュージック」アプリがバックグラウンドアクティビティで82%ものバッテリーを消費していることが判ります。
この不具合について米メディアMacRumorsは、Appleが最近サーバー側に何か変更を加えたことが原因ではないか、と推測しています。
また、MacRumorsはこのような現象が起きたときの対処法として以下のような操作を紹介しています。
しかしながら、いずれも改善する確率は低いようです。
・「ミュージック」アプリを強制終了する
・「iPhone」を再起動 / 復元する
・「ミュージック」アプリを一度削除し、再インストールする
・「ミュージック」の自動ダウンロードをオフにする([設定] →「ミュージック」→自動ダウンロード)
・ バックグラウンドアプリの更新を無効にする([設定] → [一般] → [Appのバックグラウンド更新] → [ミュージック]を無効にする)
・ モバイルデータ通信をオフにする([設定] → [ミュージック] → [モバイルデータ通信]をオフに)
・「ライブラリ」のダウンロードをすべてキャンセルする
AppleサポートコミュニティやRedditの投稿では、iPhoneをバックアップから復元した上で「ミュージック」アプリを削除することで問題が解決したという報告もあがっていますが、「ミュージック」を削除すると有料サービスのApple Musicを利用できなくなります。
現状では根本的な解決法はなく、Appleによる調査と修正を待つしかなさそうです。
source:Apple Support Community
source:MacRumors
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