こんにちは。ダイワンテレコム高田馬場店です。
みなさん、楽天モバイルが一年間基本使用料無料にて、通信回線の契約が出来ることをご存じですか?1年も無料・・なうえに、通信も無制限などととても太っ腹な内容で、3月月初に発表された際には、ニュースでも大々的に取り上げられていました。
参考:《楽天モバイル、月額2,980円の無制限プラン「Rakuten UN-LIMIT」を発表》
色々な憶測が飛び交っておりましたが、ものは試しということで私はすぐに申し込みをしました。今回は4月8日から正式にサービスを開始した楽天モバイルを実際に2ヵ月ほど使ってみたうえで、見えてきた点を皆様に共有していこうと思います。
2017年12月14日に 楽天が携帯電話事業への参入を発表しました。
そして2年の時を経て、「無料サポータープログラム」として5000人のサービス対象を限定し、2019年に先行サービスを開始しました。全国展開をするにあたってはまだまだ設備(ライフライン)が整いきっていない状態ではありますが、試験的に契約を募ったような印象です。しかし、内容が非常にすごい。。
驚きの契約内容、おおきなポイントとなるのは以下の点です。
楽天モバイルは、自社網として1.7GHz帯のうち1730 - 1750MHz(上り)及び1825 - 1845MHz(下り)の各20MHz帯を使用しており、2020年3月時点では、東京都・愛知県・大阪府の中心部を主体としたエリアに約4400の基地局を設置しています。
しかし、自社網の電波の届かない場所では、auのネットワークを間借りする形で、ネット通信をおこなっている状況にあります。この時au回線を使用しているため、5GBまでのパケット通信までしか高速通信は出来ません。5GB以降は低速(1Mbps)での通信を余儀なくされます。
また、地下鉄内のネットワークはまだ整備されておらず、6月3日現在も全てau回線の間借りです。
楽天自社回線で 使用できるエリアも検索 は、東京都内近辺ではこのような形となっております。
濃いピンクが楽天自社回線エリアで、薄いピンクはauのパートナーエリアとなります。
やはり前述通り、 東京都・愛知県・大阪府を中心としてエリアが整備されており、現状はこの3都道府県以外に恩恵を受けるのは非常に厳しいのでは と感じております。
逆に言えば、この濃いピンクエリアに住んでいる人は自社通信網にかかっているので制限なく使用することができます。
14時ごろ楽天基地局がある新宿区にてダウンロード速度を計測してみたところ、このような結果となりました。
夜になるとこの速度よりトラフィックが圧迫されることから少し遅くはなりますが、実用に耐えられます。
Youtubeやニコニコ動画、AmazonVideo に関しても止まることがなく再生が出来ました。
自分は元々契約した理由がポケモンGOのために契約したこともあり、今の限りではau圏でも楽天自社圏でも問題がなく遊べております。
楽天モバイルの躍進を止めるために、格安SIMを出しているキャリアたちも対策を練りだしてます。
Y!mobile では7月からスマホベーシックプランM/Rの低速時データ通信速度を最大1Mbpsとし、UQモバイルも KDDI(au)の子会社として傘下に入ることを発表しております。
このことから大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)も値段面で苦戦を強いられると思われます。
また、このコロナ禍の中で固定回線を含めた回線速度もひっ迫してきていることから、更に回線速度の向上や5Gへの移行を促すことになるのではないかと思われます。
楽天モバイルは新規契約に関して、新規300万人にはプラン使用料の2980円が1年間無料にするキャンペーンをうたっていることから、お試しで契約をしてみるのも自分としてはありではないでしょうか。
ただ、iPhoneの場合XRやeSIM(組み込みSIM)を使えるiPhone、Androidも機種が限られてきます。また通話する場合、Androidであれば楽天Linkを利用すれば無料にて通話ができますが、iPhoneでは当アプリが使用できずに30秒20円かかってしまうことから、使用できる機種であるかを確認してから契約してみてください。
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