iPhone修理のダイワンテレコム新宿本店でございます。
デュアルカメラやディスプレイ、3D Touch、防水性能などの違いはあっても、端末の基本となるプロセッサは同じ「A12 Bionic」を搭載して、性能的にはiPhone XS・iPhone XS MAXとほぼ同等と言われるiPhone XRですが、事前のハイヒット間違いなしの予想に反して想定外の苦戦を強いられているようです。
米メディア「PC Magazine」によれば、あまり性能差はない…と言われるXS/MAXとXRですが、LTE時の通信速度に大きな開きがあることが報告されています。
以下は、米国で最も一般的なLTE周波数帯域である「Band 4」を使ったダウンロード・パフォーマンスのテスト結果です。
最も受信感度のよい状態で比較した場合、白線(MAX)・青線(XS)が400Mbps近い速度を記録している一方、橙線(XR)・黄線(X)では、200Mbps程度の速度となっています。
ご存知のようにiPhone XS/MAXと、iPhone XRの違いの1つにLTEへの対応があります。
iPhone XS/MAXでは「ギガビット級LTE」に対応していますが、iPhone XRは従来と同じ「4G-LTE Advanced」となっています。
実際、筆者の実測テストでもau回線で実測値で100Mbpsを上回る速度を何度も計測しており、ギガビット級LTEの効果は実感できましたが、一方では、「4×4MIMO」に対応している限られた一部地域でしかギガビット級LTEの速さを体感できないものと思っていました。
しかし、「PC Magazine」のテストによれば、多くの「4×4MIMO」非対応エリアでも、XS/MAXとXR/Xとの速度差があったとのことです。
こちらは、Band4を使用した「2×2 MIMO」エリアでの速度テスト結果で、機種だけでなく搭載されているモデムの違いにも注目しています。
青線(XS MAX)と、橙線(XR)は、いずれもインテル7560モデムを搭載、緑線(X)はインテル7480モデム搭載、黄線(X)はQuacomm X16搭載ですが、XS MAXは他の3機種を凌ぐ速度を記録しています。
重要なのは、搭載モデムに関わらず、XS MAXの方が実測値が上であるという点です。言い換えれば、同じモデム搭載で、同じ「2×2 MIMO」エリアであっても、XS MAXはXRよりも速いと言う事です。その違いは、かなり弱い信号状態まで明確な差となって表れています。
iPhone XS/MAXと、iPhone XRをLTE速度で比較した場合には、圧倒的にXS/MAXの方が早い事が分かりました。とは言え、日本の通信大手のWEBによれば、XS/MAXとXRの実効速度にはほとんど差がないとしており、必ずしも実際の利用上で通信速度に決定的な差がでるとは限りません。
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