こんにちは
iPhone(アイフォン)修理のダイワンテレコム新宿本店です。
今年も各社の「学割」キャンペーンが開始になります。
毎年恒例と言える定番キャンペーンで、12月から翌年の春まで継続するロングランキャンペーンです。
学生本人の料金はもちろん、家族の料金まで割安になるので、ぜひ家族で利用したいキャンペーンです。
今回は、Y!mobile・UQmobileのサブブランド系が提供する2020年版の「学割」プランについて解説します。
Softbank自らが運営する格安通信サービス「Y!mobile」が提供する学割は「ワイモバ学割」と言います。
Y!mobile の通常プランである「スマホベーシックプランM」及び「同プランR」の使用者(※)年齢が5歳~18歳の場合に、契約当月から13か月間の基本使用料を毎月1,000円割引される仕組みです(契約月は日割り)。
ワイモバ学割は、学生ではない家族にも適用されるため、主回線の1台(1台目)を含め、13か月目まで-500円が適用されます。
※使用者年齢が5~18歳。契約者は両親でも使用者が5~18歳であれば「学割」が適用されます。
学割の他、「新規割(700円)」「家族割またはおうち割光セット(500円)」も併せて適用可能となっています。
スマホベーシックプランM | スマホベーシックプランR | |||
---|---|---|---|---|
月額基本料 | 3,680円 | 4,680円 | ||
新規割(6か月間) | -700円 | -700円 | ||
学割適用時(13ケ月) | -1,000円 | -1,000円 | ||
家族割 or おうち割(通年) | -500円(2台目以降のみ) | -500円(2台目以降のみ) | ||
1台目 | 2台目以降 | 1台目 | 2台目以降 | |
7か月目まで | 1,980円 | 1,480円 | 2,980円 | 2,480円 |
8~13か月目まで | 2,680円 | 2,180円 | 3,680円 | 3,180円 |
14か月目以降 | 3,680円 | 3,180円 | 4,680円 | 4,180円 |
24か月平均月額(※) | 2,934円 | 2,434円 | 3,934円 | 3,434円 |
右にスクロールできます。
料金は全て税別表示
※学割の提供期間中に契約して24か月間利用した場合の7か月目までと、7~13か月目の割引と14か月目以降の基本料金を全て含めた月平均額です。
最もコンパクトな「スマホベーショックプランS」に適用されないのは残念ですが、Mプランで2年間の平均月額が2,934円/2,434円、同じくLプランが3,934円/3,434円で利用できるのは大きなメリットです。
Y!mobileのスマホベーシックプランには「10分かけ放題」サービスが含まれていますので、通常の利用であれば、これ以上のランニングコストの上乗せは不要です。
ただ、最初の半年間程と、14か月目以降の料金に1,700円もの差額が生じるため、14か月目になると急に料金が割高になったと感じる可能性があります。
他社への乗換えの検討もあり得ますが、その場合でも、Y!mobileは「最低利用期間」や「2年縛り」の拘束は撤廃されていますので、いわゆる「早期解約違約金」は発生せず、いつでも好きなタイミングで「解約・MNP転出」を行う事ができます。
■Y!mobileに関する詳細解説はこちら
Softbank直営のサブブランド「Y!mobile」に真っ向から対抗しているのが、auと同じKDDIグループに属してauのサブブランド的な立ち位置で人気を博しているUQmobileでも「学割」が提供されています。
UQモバイルの学割は「UQ学割」と称し、学生かどうかは問わず18歳以下のユーザーに適用可能で、さらに、その家族にも割引制度が適用されるお得な割引サービスです。
スマホプランS | スマホプランM | スマホプランL | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
月額基本料 | 1,980円 | 2,980円 | 3,980円 | |||
UQ家族割 | -500円 | -500円 | -500円 | |||
学割適用時 | -500円 | -1,000円 | -1,000円 | |||
1台目 | 2台目以降 | 1台目 | 2台目以降 | 1台目 | 2台目以降 | |
13か月目まで | 1,480円 | 980円 | 1,980円 | 1,480円 | 2,980円 | 2,480円 |
14か月目以降 | 1,980円 | 1,480円 | 2,980円 | 1,980円 | 3,980円 | 2,980円 |
24か月平均月額 | 1,709円 | 1,209円 | 2,438円 | 1,709円 | 3,438円 | 2,709円 |
右にスクロールできます。
料金は全て税別表示
UQ mobileの学割では、Sタイプのプランでも利用できる事がY!mobileとの大きな違いで、SプランとM・Lプランでは割引額が異なるものの、小容量派のユーザーでも学割の恩恵を受けられる点で、多くのユーザーに受け入れられやすい設計です。
なお、UQ mobileのスマホプランには「かけ放題」の料金が含まれないため、Y!mobileと比べた際に割安に見えますが、実際の料金を比較する際には「10分かけ放題(700円)」オプション、あるいは「(60分)通話パック(500円)」オプションを加えた金額で比較しなければなりません。
また、UQ mobileには、「新規加入」時の割引(Y!mobileの「新規割」)が用意されていないため、料金額に変化があるのは14か月目に1回のみです。
他社への乗換えを検討する場合でも、UQ mobileも「最低利用期間」や「2年縛り」の拘束が撤廃されていますので、「早期解約違約金」は発生せず、いつでも好きなタイミングで「解約・MNP転出」を行う事ができます。
■UQmobileに関する詳細解説はこちら
「10分かけ放題」の有無以外にあまり差がないように見えるY!mobileとUQmobileの学割ですが、細かい部分で違いがありますので、選ぶ際には自分にとって必要な条件を満たすのはどちらなのかよく吟味する事が必要です。
根本的な問題ですが、通信回線が異なります。
Softbankが自ら運営するY!mobileは当然ながらSoftbank回線を使用していますが、KDDIグループの一員であるUQmobileはau回線を利用しています。
通常は回線による違いはほとんどありませんが、自宅や勤務先などの利用場所の電波感度が悪いようでは使いづらいので、通信状態の優劣がある場合には、常に良い状態で受信できる回線を選択します。
他のMVNOでは、契約時のセット購入端末はAndroidスマホのみ…というケースが多いのですが、Y!mobileとUQmobileでは、iPhoneを購入する事が可能ですので、学割利用で初めてスマホを持つ場合でも、iPhoneでデビューが可能です。
ただし、ラインアップされるモデルは、最新でも発売から3年経過している「iPhone 7」で、決して最新という訳ではありません。
iPhone 7は、iPhoneとしては初めて国内仕様のFelicaに対応し、クレジットカードやSuicaなどの電子決済が可能になったモデルです。
また、防水防塵機能が搭載された最初のモデルでもありますので、コスパは高いモデルと言う事ができますが、最新スマホのような前面が全てディスプレイ(全画面)ではなく、iPhone伝統のホームボタンが装備され、指紋認証による生体認証が搭載されています。
UQ mobileは、SプランとM・Lプランでは割引額に差があるものの、プランS・M・Lのいずれを選択しても学割を適用できるのに対し、Y!mobileはSプランには学割を適用できません。
Y!mobileで学割を利用するためには、M・Rプランを選択する必要があります。
Y!mobileで学割を家族に適用するためには、家族も「新規契約」あるいは「MNP転入」する事が必要ですが、UQ mobileにはそうした条件の規定はなく、学割期間中の契約であれば、UQ mobileの既存の家族ユーザにも学割を適用する事ができます。
学割の適用期間の規定は両社とも13か月ですが、Y!mobileは利用初月も13カ月に含まれ、割引は日割り計算となります。
これに対してUQmobileは「初月」が13カ月に含まれないため、実質的には利用開始月の翌月から14か月目までの13か月間が適用期間になります(UQmobileも初月の料金は日割り計算です)。
利用開始月の月初に利用開始した場合にはほとんど差がありませんが、月末近くになって利用開始した場合には、UQ mobileは丸1か月分の割引が長く適用される事になり、若干お得と言えます。
Y!mobileは、「10分かけ放題」がプランに込みになっており、UQ mobileはオプションで選択可能となっていますが、UQ mobileには、時間制限のないフルタイムのかけ放題サービスは提供がありません。
時間制限なく話し放題で通話を利用したい場合には、Y!mobileしか選択肢がありません(月額1,000円)。
「学割」だからという事ではなく、Y!mobileには余ったデータ通信容量を翌月に繰越す制度がありません。
通常のデータ容量(S:3GB・M:6GB・R:14GB)も、データ増量オプションの分も含め、付与当月に使い切れない場合には破棄となりますので注意が必要です。
一方のUQmobileは、他のMVNOと同様に余ったデータ通信容量を翌月に繰越す事ができます。
UQ mobileは、速度制限時の低速通信を、ユーザーが任意で利用できる「節約モード」(いわゆる低速モード)を提供しています。
節約モードは、通信コストをかけずに(無料で)利用できる事から、上手に行かせられれば契約容量を1ランク落とす事も可能になる非常に人気のサービスですが、Y!mobileでは提供がありません。
しかも、他のMVNOで提供される低速モードは200kbpsですが、UQ mobileの節約モードは300KJbpsで提供されており、同じ低速ながらも多少有利な仕様となっています。
「学割」ではありませんが、LINEモバイルも大きな加入特典を設けたキャンペーンを実施中です。
コミュニケーションフリープラン・Music+プランの新規・MNP転入契約者を対象に、利用開始翌月(2か月目)~5か月目までの4か月のプラン基本料が半額になります(利用開始初月は一律600円)。
こちらのメリットは、学生でなくても適用する事ができるので、特に年齢を意識する必要はありません。
「LINEフリープラン」及び、既存ユーザーはキャンペーン適用対象外となります。
通信回線は、NTTドコモ・au・Softbank回線を選ぶ事ができます。
LINEモバイルは、大手3キャリア全ての回線の格安通信サービスを提供するマルチキャリアで、LINEをはじめ、Facebook・Twitter・InstagramのSNS利用時の通信料をかうんとしないカウントフリーサービス「データフリー」を無料で提供しており、SNSをよく利用するユーザーに人気のMVNOです。
ただ、通信品質・通信速度に関しては、大手キャリアはもちろん、上記のサブブランド系2社と比較すると、どうしても劣勢となります。大手キャリア・サブブランド2社程の通信品質・通信速度が必要ないと言う事であれば、充分魅力的な格安通信サービスであると言えます。
■LINEモバイルに関する詳細解説はこちら
今回は、Y!mobile・UQmobileのサブブランド系と呼ばれる両社の学割について解説しました。
学割は常時提供されているサービスではなく、冬~春限定提供となりますので、この時期しか利用する機会がありません。
全体的な使い勝手から言えば、UQ mobileの方が若干お勧め度は高いように思いますが、フルタイムのかけ放題や、解説にはありませんが「PayPay」や「Yahoo!」との連動等のメリットも少なくないので、Y!mobileが決して選択の余地がないわけではありません。
要は、利用者がどのような利用の仕方をするのかによって、いずれが自分に合ったサービスを選択する事になりますが、通信品質には定評があり、料金もグッと割安になり、さらに2年縛りや最低利用期間の規定が撤廃され、いつ解約しても他社に転出しても早期解約違約金が発生しない等、サブブランドの優位性がますます高まっていますので、学割を機会にお得に契約する事は、かなりお勧め度は高いと言えます。
新宿本店
160-0022
東京都新宿区新宿3丁目35−6アウンビル 5F
0120-882-463