最近、iPhoneでSafariなどのブラウザを開いていると
「ハッカーに追跡されています」「iPhoneがハッキングされました」
という警告文が突然表示される報告が増えています。
結論から言うと、このようなハッキング警告のポップアップは近年増加している悪質な詐欺のひとつです。
これらの警告に従って操作してしまうとどうなるのか、以下の項目をよく読んでいざという時に焦って操作してしまう事の無いよう覚えておきましょう。
ポップアップ警告の操作を実行してしまう事で、データが盗まれてしまう事があります。
有料アプリや不正なアプリをインストールさせられ、課金させられる事もあります。
このようなアプリは一度に高額な請求があるものから、自動更新で継続的に課金をさせられるものもあり、契約を破棄しない限り永続的に料金を請求される事になります。
クレジットカードの情報を入力させられてしまったり、ネットバンキングを利用している場合はカードの不正利用をされてしますケースも。
カードの明細をチェックして不正利用の形跡がないか、こまめに確認するようにしましょう。
アカウントを乗っ取られてしまうと、IDやパスワードなどを勝手に変更されて管理権限を失ってしまう事もあります。
更に、家族や友人に不正なアプリをインストールさせるURL付きのメッセージを送られたり、その拡散されたURLから新たにアカウントが乗っ取られる被害者を生み出す事にもなります。
では、iPhoneにニセのハッキング警告が表示されたときはどうすればよいのでしょうか。
実は「ページを閉じる」事で簡単に削除する事ができます。
これらのニセ警告は不安を煽ってユーザーが自ら不正なサイトに進むよう仕向ける悪質なものですが、このニセ警告が出た段階では実際にiPhoneがハッキングに遭っている可能性は低いです。
ニセ警告に従って進んでいってしまうのでは問題ですが、すぐにブラウザのページを閉じる事ができれば、比較手に安全な段階で対処できたと言えます。警告が表示されても、慌てず冷静に対処していきましょう。
また、こうした詐欺はインターネットを介して行われる事がほとんどなので、不安であればWi-Fiや4G/5G通信を一時的に遮断する事も有効と言えるでしょう。
ではニセの警告に従って画面を進めてしまった時や、実際にアプリをインストールしてしまうとどうなるのか。
以下、その対処法をいくつか紹介します。
前述の通り、警告が出た段階ではそれほど焦る必要はありません。このような詐欺被害の多くは、「OK」や「次へ」などをタップする事によって引き起こされます。画面を進めていく事で個人情報の入力を求められたり、不正なアプリをダウンロードするよう誘導されるので、怪しいと思ったらそれ以上画面を進めないようにしてブラウザを閉じるようにしましょう。
また、不正なアプリであっても、公式のAppStoreへ誘導される場合があり、大丈夫と判断してしまうケースもあるようです。本当に信頼できるサイトやアプリなのかをしっかりと見極め、怪しいと思ったら決して画面を進めないようにしましょう。
誘導された先でアプリをインストールしてしまったり、身に覚えのないアプリが勝手にインストールされていた場合は、速やかにアプリを削除しましょう。信用ができないアプリに登録したり、無暗に個人情報を入力しないよう十分注意してください。
悪質な詐欺アプリやサイトに登録してしまった場合、毎月継続的に課金させる手口も増えています。
多額の不正利用があれば請求時に気が付きやすいですが、少額を毎月継続的に課金していた場合は見落としてしまうことも。気が付いた時には数か月にわたって課金させられていた、なんて事にもなりかねません。
継続課金の利用状況は「設定」>「ユーザー名」>「サブスクリプション」から確認できるので、定期的に確認しておくと安心です。
アプリが削除できなかったり、不審な挙動を繰り返す場合にはiPhoneを初期化してしまうのもひとつの手です。
ただし、クレジットカード情報やアカウントの情報を盗まれてしまってる場合には初期化だけでは解決できない場合があるので注意が必要です。
どうしても心配であれば、専門の業者に任せるのが安心です。
こうした詐欺サイトや乗っ取りの相談は増加傾向にあります。iPhone修理ダイワンテレコムでも、経験豊富な専門スタッフが相談を受け付けておりますので、お困りの際はお近くのダイワンテレコム店舗までお気軽にお問い合わせください。
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