「歩きスマホ禁止条例」神奈川県大和市で全国初の試み

[公開日:2020/07/04]
筆者: 梅田店

iPhone修理・iPad修理のダイワンテレコム大阪梅田駅店です。

 

歩きながらスマートフォンを操作する「歩きスマホ」は安全上の問題からマナー違反とされており、アメリカではホノルルなどの一部都市で禁止とする条例が成立しています。

この「歩きスマホ」を全国で初めて禁止とする条例が神奈川県大和市で7月1日から施行されています。

 

日本初「歩きスマホ禁止条例」が神奈川県大和市で施行

神奈川県大和市議会は先月25日、「大和市歩きスマホの防止に関する条例」を可決し、7月1日から施行しています。

「大和市歩きスマホの防止に関する条例」の第5条では、「何人も、公共の場所において歩きスマホを行ってはならない。」「何人も、公共の場所におけるスマホ等の操作は、他者の通行の妨げにならない場所で、立ち止まった状態で行わなければならない。

と定められています。

 

大和市では今年1月に歩きスマホに関する調査を行っており、その際には中央林間駅では11%、大和駅では13%の駅利用客が歩きスマホをしていたという結果が出ています。

しかしながら、これまでは明確な根拠条文がなかったために強い取り締まりを行うことができなかったといいます。

 

歩きスマホは視野が狭まることで交通事故や歩行者同士の接触を引き起こす可能性があり、これを条例で禁止することで、公共の場を通行する人々が安心して通行できる場所を確保できるとしています。

 

大和市道路安全対策課の安見昌幸課長は、まずは条例を周知させることに力を入れていき、歩きスマホによる事故を1件でも多く減らしていきたいと方針を明らかにしました。

一方で歩きスマホによる罰則は設けられておらず、また将来的に罰則を導入する予定も「現時点では全く考えていない」と述べています。

あくまで、通行者らが自主的に「歩きスマホは危険」という意識を持つための条例ということです。

 

「歩きスマホ」の事故による救急搬送が後を絶たず…

東京消防庁HPでは、歩きスマホに関する事故で救急搬送された人数が紹介されています。

2013年から2018年にかけての5年間で201人が救急搬送されており、歩きスマホによる事故が少なからず発生していることが分かります。

特に「道路・交通施設」での歩きスマホによる事故件数は全体の7割以上を占めており、歩道や駅で多く発生しています。

 

仕事からプライベートまで様々な場面で活躍するスマートフォンですが、「歩きスマホ」「ながらスマホ」は思わぬ重大事故につながる危険性があります。

大和市のような条例が施行されていない地域でも、一人ひとりが危険意識を持って歩きスマホ事故防止に取り組みたいものですね。

この記事を書いた店舗情報

梅田店

530-0001
大阪府大阪市北区梅田1丁目3−1地下1階 大阪駅前第1ビル

06-6131-9797

人気ブログ

新着ブログ

機種一覧

店舗一覧