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iPhone(アイフォン)修理のダイワンテレコム新宿本店です。
未だに根強い人気を誇るiPhoneシリーズ。その中でも、ここ数ヶ月は2世代前のiPhone、iPhone8の売れっぷりが地味にすごい、なんて言われています。
例えば、BCN社が毎週発表している「スマートフォン週間売れ筋ランキング」では、2019年08月12日~08月18日の集計期間での売上1位が「iPhone8」(au版)なのです。
冷静に考えれば、iPhone8は2017年に発売された、まもなく3年前の機種になろうというスマホです。なぜそんなお古のiPhoneである、iPhone8が人気なのでしょうか。
ひとつ考えられるのが、従来機ユーザーが、新しい機種のデザインや操作が大幅に変わるのを嫌って、最新のiPhoneXシリーズではなく、デザインの古いiPhone8を選んでいるという可能性があります。
iPhoneXシリーズは、画面サイズの拡大、ノッチつきのディスプレイや、ホームボタンの廃止、FaceIDという顔認証のセキュリティ機能など、それまでiPhoneになかった様々な変更が加えられた機種になっています。
ボタンなどの配置も微妙に変わっており、これまで「ホームボタンを押せばはじめの画面に戻る」という仕様だったiPhoneが、「画面上のバーを下から上にスワイプするとはじめの画面に戻る」という操作方法に変わりました。
これと同じタイミングで、マルチタスクの呼び出し、ロック解除、「簡易アクセス」(画面を下げる)などの操作も大幅に変更。
するとスマホに「新しさ」ではなく「安心感」を求めるiPhoneユーザーがは、これまでどおりの操作で使えるiPhone8を選ぶことも珍しくはないでしょう。
また、こうした「安心感」を求めるユーザーがiPhone8を選択するもうひとつのきっかけとして、iPhone8が2019年でも通用する十分な性能をもっていることが挙げられます。
iPhone8は一世代前のiPhoneXと同一の性能をもつ、「A11 Bionic」と呼ばれる64ビットSoCを搭載しています。
やたら専門用語が続きますが、要はiPhone8とiPhoneXの賢さは、ほぼ同等であるということです。
さらに機能面も充実しています。iPhone8はワイヤレス充電、いわゆる置くだけ充電にも対応。また、耐水性能もあり、カメラの画素数やバッテリーの持ちも、十分すぎるほど備わっています。
そしていちばんの決定打になっているのが、価格でしょう。iPhone8であれば、端末価格は86,400円。一方のiPhoneXsの端末価格は136,800円(ソフトバンク)。
端末の割引キャンペーンを考慮しなくとも、5万円以上の節約になります。またここ最近では店舗によって乗り換えキャンペーンなどが行われ、さらに低価格で購入できたり…するかもしれません。
2年間の分割払いにした場合、Xsを選ぶのと8を選ぶのでは毎月の出費が2,000円も変わります。こうした価格面でもiPhone8で十分と思う消費者が多い。そのことがきっと、販売台数ランキングに反映されているのではないでしょうか。
iPhone8は、いわばスティーブ・ジョブズが作った iPhoneの到達型であり、一方の iPhoneXシリーズは、最新トレンドを盛り込んだこれから未来10年の iPhoneのベースとなるモデルです。
コンセプトから異なる、しかし発売時期や内部スペックは大きく変わらない2つの iPhone。売り上げを見ていると無事 iPhoneの新型への移行が進むか不安になりますが、ここは暖かく見守りたいところです。
source:bcnretail.com
Photo:pixabay.com
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