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iPhone 12 Proを分解して調査を行ったところ、韓国製部品の原価が全体の26.8%となり、米国製部品よりも多くの割合を占めていることが判明しました。
また、iPhone 12 Proの製造原価は406ドル(約43,300円)と試算されています。
Nikkei Asiaが通信機器の分解・解析の研究スペシャリストであるFomalhaut Techno Solutionsと協力して行われた調査によると、iPhone 12 Proの構成部品を原価に直したときに最も大きな割合を占めるのは韓国企業製の部品ということが明らかになりました。
iPhone 12 Proの全構成部品の製造原価は406ドル(約43,300円)と試算され、そのうち韓国企業製の部品は全体の26.8%を占めています。
また韓国企業製部品の割合は昨年モデルと比較して、9.1%も増加しているといいます。
上記のグラフは、iPhone 12 Proの構成部品を製造国別で見た際の原価の割合です。
1位は26.8%を占める韓国、2位タイが21.9%のアメリカと欧州諸国、そして次点に日本の13.6%が続いています。
米国企業であるApple製品のiPhone 12 Proですが、韓国企業製部品の原価割合が大きいことは意外と思われるかもしれません。
これには、iPhone 12シリーズに採用されている有機EL(OLED)ディスプレイの大半を韓国企業であるSamsungが供給していることが関係しています。
iPhone 12 Proの構成部品のうち、原価を約70ドル(約7,300円)と見積もられたOLEDディスプレイの原価比率は非常に大きくなっています。
日本企業製の部品は13.6%と韓国や米国製部品ほどではないものの、大きな割合を占めています。
分解調査によると、iPhone 12 Proに搭載されたトリプルカメラに使用されているCMOSイメージセンサーは日本企業であるソニーが供給していることが分かりました。
また、ロジックボード(基板)には村田製作所の電子部品が数多く採用されていることが分かっています。
iPhone 12 Proの主な構成部品の原価は下記の通り見積もられています。
構成部品 | 予想される原価 |
Samsung OLEDディスプレイ | 約70ドル(約7,000円) |
Qualcomm X55 5Gモデム | 約90ドル(約9,400円) |
Apple A14 Bionic | 約40ドル(約4,200円) |
メモリ(RAM) | 12.8ドル(約1,300円) |
フラッシュメモリ(ROM) | 19.2ドル(約2,000円) |
ソニー CMOSイメージセンサー | 7.4ドル~7.9ドル(約770円~820円) |
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