iPhone修理・iPad修理のダイワンテレコム大阪梅田駅店です。
YoutubeチャンネルApple Explainedが公開した「History of the iPhone(iPhoneの歴史)」というタイトルの動画にて、初代iPhoneから最新のiPhone SE(第2世代)まで全てのiPhoneが画像と詳細なスペック付きでまとめられており、高い人気を博しています。
「History of the iPhone」は、2007年に発売された初代iPhoneから2020年発売のiPhone SE(第2世代)までの13年間を5分強にまとめた動画で、歴代iPhoneの画像、カラーバリエーションが、詳細なスペックや特徴的な機能とともに次々に紹介されていくという内容となっています。
それぞれのiPhoneの特徴が分かりやすく説明されており、当記事執筆時点でYoutubeでは130万再生以上、1.6万もの高評価を得ています。
当記事では2つのパートに分けて、画像とともにiPhoneの歴史を振り返って紹介していきます。
前半パートではiPhone(初代)からiPhone SE(初代)を
後半パートではiPhone 7からiPhone SE(第2世代)を振り返っていきます。
前半:ここ
後半:歴代iPhoneの性能、評判を画像とともに紹介 ~第2世代SE編
ディスプレイ | 3.5インチ |
CPU(チップ) | Samsung 32-bit RISC |
メモリ(RAM) | 128MB |
ストレージ容量 | 4、8、16GB |
バッテリー容量 | 1,150mAh |
初代iPhoneは2007年にアメリカ合衆国のみで発売されました。
発売に先駆けて2007年の1月に発表が行われ、その場でアップルの共同設立者の一人であるスティーブ・ジョブズは「iPhone」について「タッチ操作のできるワイドスクリーンのiPod」「革命的な携帯電話」「インターネットコミュニケーター」の3つを統合したデバイスだと説明しました。
残念ながら日本では発売されませんでしたが、アメリカのApple Storeでは発売日前から行列が作られ、多くの店舗で瞬く間に完売するなど人気を博しています。
iPhoneの大きな特徴ともいえる、ディスプレイ下部のホームボタンはこの初代iPhoneから既に搭載されており、スティーブ・ジョブズが考案するデザイン性・機能性の高さが伺えます。
ディスプレイ | 3.5インチ |
CPU(チップ) | Samsung 32-bit RISC |
メモリ(RAM) | 256MB |
ストレージ容量 | 8、16GB |
バッテリー容量 | 1,150mAh |
初代iPhoneの翌年に発売されたiPhone 3Gは、日本で普及していた3G通信に対応したことで、日本国内においてはソフトバンクから販売されました。
日本で始めて取り扱われるiPhoneということで人気が殺到。「ソフトバンク表参道」では1,400人以上が店頭に押し寄せ、報道でも大きく取り上げられました。
筐体表側のデザインは初代iPhoneとほぼ同様ですが、背面のカラーは初代の白黒から単色へと変更されています。
また、背面は素材もアルミニウムから樹脂製に変更されており、丸みを帯びたフォルムと合わせて非常に持ちやすい構造となっていました。
ディスプレイ | 3.565インチ |
CPU(チップ) | Samsung S5PC100 |
メモリ(RAM) | 256MB |
ストレージ容量 | 8、16、32GB |
バッテリー容量 | 1,219mAh |
iPhone 3GSはiPhone 3Gの1年後に登場した、後継機ともいえるiPhoneです。
外見はiPhone 3Gとほとんど変わりませんが、プロセッサが強化されたことで動作の高速化が図られています。
また、カメラも高解像度のビデオ撮影が可能なものになっており、機能面での強化も見られます。
また、iPhone 3GSからホワイト・ブラック2種のカラーバリエーションが用意されるようになりました。
日本ではやはりソフトバンクから発売され、「ソフトバンク表参道に列が形成され、メディアで取り上げられる」という光景が恒例のものとなっていきます。
ディスプレイ | 3.5インチ |
CPU(チップ) | Apple A4 |
メモリ(RAM) | 512MB |
ストレージ容量 | 8、16、32GB |
バッテリー容量 | 1,420mAh |
2010年に発売されたiPhone 4は「Retinaディスプレイ」と呼ばれる、高解像度、高画素密度のディスプレイを搭載した最初の機種です。
Retinaディスプレイの搭載によりiPhone 4の液晶画面はiPhone 3GS以前よりも各段に滑らかで美麗な映りとなりました。
また、iPhone 4では初めてApple謹製のチップである「Apple A4」を搭載しています。
メモリも256GBから512GBに向上しており、処理速度も順調に成長しています。
筐体デザインは大きく変更され、これまでの丸みを帯びた背面から、強化ガラス製の平坦なデザインとなりました。
また、3GSから引き続きカラーバリエーションにブラック・ホワイトの2種が登場しましたが、ホワイトの発売は翌年の4月28日と大幅に遅れて登場しています。
ディスプレイ | 3.5インチ |
CPU(チップ) | Apple A5 |
メモリ(RAM) | 512MB |
ストレージ容量 | 8、16、32、64GB |
バッテリー容量 | 1,420mAh |
iPhone 4から1年と半年弱後に登場したiPhone 4sは、iPhone 4の後継機と言える仕上がりのiPhoneです。
チップをApple A5に更新したことで処理速度が向上しています。
音声認識システムの「Siri」とクラウドストレージサービスの「iCloud」が初めて搭載されたiPhoneで、これ以降のiPhoneに搭載されるソフトウェアの基礎が既に出来上がっています。
日本ではこれまでソフトバンクのみから発売されていたiPhoneですが、このiPhone 4sからソフトバンクに加えてKDDI(au)でも取り扱いが開始されました。
ディスプレイ | 4インチ |
CPU(チップ) | Apple A6 |
メモリ(RAM) | 1GB |
ストレージ容量 | 16、32、64GB |
バッテリー容量 | 1,440mAh |
iPhone 5は接続端子に「Lightning端子」を採用した最初のiPhoneです。
これ以降Lightning端子の採用は最新のiPhone 11シリーズおよびiPhone SE(第2世代)まで続いており、iPhoneのスタンダートとなります。
ディスプレイサイズがこれまで長らく採用されてきた3.5インチから縦に伸びた4インチに変更されており、Retinaディスプレイの美麗さをより大きな画面で楽しめるようになりました。
また、チップとメモリについても性能が向上しており、処理速度がより早くなりました。
iPhone 5のコンパクトな筐体サイズとデザインは非常に高い人気を得ており、現在においてもこのサイズとデザインを備えたiPhoneの発売を求める声が多くあります。
ディスプレイ | 3.5インチ |
CPU(チップ) | Apple A7 |
メモリ(RAM) | 1GB |
ストレージ容量 | 16、32、64GB |
バッテリー容量 | 1,560mAh |
iPhone 5sは、iPhoneで初めて「Touch ID」と呼ばれる指紋認証システムを搭載したiPhoneです。
パスコードを入力しなくても指をホームボタンに当てるだけで画面ロックを解除することができ、利便性が向上しています。
またプロセッサもA6からA7に更新されています。
日本ではソフトバンク、auに加えNTTドコモでの取り扱いがiPhone 5sから開始されており、これ以降は大手キャリア3社がiPhoneの取り扱いを行っています。
後述のiPhone 6が大型化したために、4インチのiPhone 5sはiPhone 6の発売後も継続して販売され、iPhone SE(初代)の発売とともに販売終了となりました。
ディスプレイ | 4インチ |
CPU(チップ) | Apple A6 |
メモリ(RAM) | 1GB |
ストレージ容量 | 8、16、32GB |
バッテリー容量 | 1,510mAh |
iPhone 5sと同日に発売されたiPhone 5cは、iPhone 5をベースとした性能としたためにiPhone 5sとは異なり、Touch IDが採用されていないなどの差があります。
大きな特徴としてそのデザインが挙げられ、パステルカラーのバリエーションがブルー、ピンク、グリーン、イエロー、ホワイトの5種展開されました。
背面と筐体フレームは樹脂製で継ぎ目のない一体型の構造となっており、カラーと相まって非常にポップな印象を受ける異色のiPhoneに仕上がっています。
ディスプレイ | 4.7インチ |
CPU(チップ) | Apple A8 |
メモリ(RAM) | 1GB |
ストレージ容量 | 16、32、64GB |
バッテリー容量 | 1,810mAh |
iPhone 6はこれ以前のiPhoneから大幅にデザインが変更され、全体的に丸みを帯び、ディスプレイサイズと筐体サイズが大型化しています。
4.7インチのディスプレイは「Retina HD ディスプレイ」と呼称され、解像度や発色が向上しています。
iPhone 6のデザインは2017年発売のiPhone 8まで概ねの部分で似たデザインが採用されることになります。
筐体サイズの大型化は賛否が分かれるところであり、発売当時には様々な場所で議論が交わされました。
ディスプレイ | 5.5インチ |
CPU(チップ) | Apple A8 |
メモリ(RAM) | 1GB |
ストレージ容量 | 16、64、128GB |
バッテリー容量 | 2,915mAh |
iPhone 6 PlusはiPhone 6の5.5インチディスプレイを搭載したモデルで、iPhone 6と同時に発売が開始されました。
5.5インチでフルHD解像度をサポートし、さらに筐体サイズが大型化しています。
「Retina HD ディスプレイ」を搭載するのはiPhone 6と同様で、大画面と合わさることで一定のユーザーから強い支持を得ました。
PlusサイズおよびMaxサイズの大型化された互換機はこれ以降のiPhoneでも同時発売されていくこととなります。
ディスプレイ | 4.7インチ |
CPU(チップ) | Apple A9 |
メモリ(RAM) | 2GB |
ストレージ容量 | 16、64、128GB |
バッテリー容量 | 1,715mAh |
iPhone 6sはiPhone 6の後継機で、チップがA9に変更されています。
これにより処理速度が向上しており、またバッテリー駆動時間も長くなっています。
iPhone 6sでは音声認識システムの「Siri」がバックグラウンドで常時起動するようになり、「Hey Siri!」と呼びかけることでいつでもSiriが起動できるようになりました。
また、Touch IDの性能も向上しており、iPhone 5s、iPhone 6に搭載されたものよりも高速で認証を行えるようになりました。
ディスプレイは引き続き4.7インチですが、「3D Touch」と呼ばれる新機能が搭載されていることが特徴です。
ディスプレイの裏側に圧力を検知するセンサーが搭載され、画面を押し込む操作をすることで、通常のタッチとは異なる動作を行えるようになっています。
Taptic Engineで独特のクリック感を表現することで、見事な「押し込んだ感」を演出しています。
ディスプレイ | 5.5インチ |
CPU(チップ) | Apple A9 |
メモリ(RAM) | 2GB |
ストレージ容量 | 16、64、128GB |
バッテリー容量 | 2,750mAh |
iPhone 6s PlusはiPhone 6sと同時に発売された大型モデルです。
概ねの機能はiPhone 6sと共通しており、iPhone 6 Plusよりも向上したハード性能・ソフト性能で5.5インチディスプレイを楽しむことができます。
ディスプレイ | 4インチ |
CPU(チップ) | Apple A9 |
メモリ(RAM) | 2GB |
ストレージ容量 | 16、64GB |
バッテリー容量 | 1,624mAh |
iPhone SEは2013年から3年越しに発売されたiPhone 5sの後継機です。
4インチのディスプレイとiPhone 5s同様に手のひらに収まるコンパクトなデザインは、小型のiPhoneを好むユーザーから多くの支持を得ました。
実際にはiPhone 5sの筐体にiPhone 6sの性能を持たせたような趣のiPhoneで、「SE」は「Special Edition」の略です。
4インチのディスプレイとコンパクトサイズを備えたiPhoneは2020年現在でもこのiPhone SE(初代)が最後となっており、iPhone SEの愛好家も珍しくありません。
いかがでしたでしょうか。
2007年発売の初代iPhoneから振り返ってきましたが、初代iPhoneの時点でiPhoneの地盤が既に固まっていることは驚きですね。
特にホームボタンについては2020年発売のiPhone SE(第2世代)に至るまで位置が変わっておらず、スティーブ・ジョブズによるデザインがどれほど優れたものであったかということが伺えます。
後半では、iPhone 7からiPhone 11シリーズを含め、iPhone SE(第2世代)までを紹介します。
2007年から2020年までの13年間で、基盤を残しつつも変化してきたiPhoneですが、2020年以降にどのような展開をしていくのかという点も気になりますね。
後半はこちら→現在執筆中
source:Youtube / Apple Explained
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