iPhone修理のダイワンテレコム大阪梅田駅店です。
iPhone SE(第2世代)が4月24日に発売開始され、初日に購入予約した方の手元に届き始めた頃かと思われます。
デバイスを最速で分解することで知られる「iFixit」では、既にiPhone SE(第2世代)の分解調査が始まっています。
iFixitは、iPhone SE(第2世代)のいくつかの部品について、iPhone 8と互換性があり、交換が可能との調査結果を公開しました。
iPhone SE(第2世代)は、iPhone SE(初代)と見た目と性能こそ大幅に異なっていますが、「以前のiPhoneモデルから部品を流用することで低コスト・低価格での提供を実現する」というコンセプトは変わっていないようです。
A13 Bionicを搭載しながら5万円以下の低価格で発売されたiPhone SE(第2世代)は、2017年に発売されたiPhone 8と互換性のある部品が多く使われていると報告されています。
この度iPhone SE(第2世代)の分解調査を行ったiFixitは、デバイスの分解を「発売最速」で行うことで知られています。
iFixitはiPhone SE(第2世代)について「非常にお買い得」と評価しつつ、iPhone 8と共通する部品が多いため修理も容易であると、2つの面で高く評価しました。
iPhone SE(第2世代)のカメラ、SIMトレイ、Tapticエンジン、ディスプレイ構造(マイク、イヤースピーカー、近接センサーを含む)はすべて、iPhone 8の部品と交換しても問題なく動作するようです。
画像左が分解されたiPhone 8、右が分解された第2世代iPhone SE。
パッと見る限りはほとんど同じ構造。
特に画面については、これまで発売されてきた「発売直後の新型iPhone」のどれよりも安価に交換することができるとしています。
一方で、特殊な方法を用いない限りは「True Tone(環境光の明るさに応じて、iPhoneディスプレイの色温度を自動調整する機能)」が失われてしまうと伝えています。
iPhone SE(第2世代)のディスプレイがiPhone 8と互換性があるというのはありがたい話ですね。
2019年9月に発売されたiPhone 11シリーズはその構造から修理料金が高めになる傾向があったため、iPhone SE(第2世代)は最新のiPhoneとしては修理料金がかなり控えめになると考えられます。
iPhone SE(第2世代)はiPhone 8とほぼ同じデザインに見えますが、そのホームボタンについては互換性がなく、交換できないようです。
ホームボタンを修理する際には、同じくiPhone SE(第2世代)純正のホームボタンを用意するか、Touch IDが使用できない非純正のホームボタンを使用する、Apple公式に修理を依頼する必要があるとしています。
バッテリーについてもiPhone SE(第2世代)とiPhone 8の間では互換性がないことが判明しています。
iPhone SE(第2世代)に搭載されたバッテリーの容量は1821mAhで、iPhone 8と全く同じとなっていますが、バッテリーを基板と接続するコネクタ部の形状が異なっているためiPhone 8のバッテリーを接続できないとのことです。
iPhone SE(第2世代)のバッテリーの接続コネクタはiPhone 11と同じものとなっているようです。
また、iPhone SE(第2世代)に非純正のバッテリーを接続すると「このiPhoneが純正のバッテリーを搭載していることを確認できません。」という内容のメッセージが表示されるようです。
この非純正のバッテリーを使用すると表示されるこのメッセージは、iPhone XS、iPhone XR、iPhone XS Maxでも確認されています。
新しく発売されるiPhoneは、そのほとんどが過去モデルと互換性のない部品が使われているために、発売直後には修理が困難となっています。
しかしiPhone SE(第2世代)は、iPhone 8の部品の多くを流用できるため、iFixitは「修理が容易」だと伝えています。
また、iPhone 11やiPhone 11 Proのような豪華な機能をすべて備えているわけではありませんが、A13 Bionicというしばらくは不満なく利用できる高性能なチップ、容易に修理が行える手軽さの割に安価に手に入る点を非常に高く評価しています。
iFixitではこれからもiPhone SE(第2世代)の分解と調査を続け、調査結果を報告するようです。
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