iPhone 15/15 Proシリーズの防水・防塵性能は最高等級のIP68に対応しています。
そこで気になるのが、お風呂やプールに持って入って使う事はできるのか?という点です。
当記事ではiPhone15シリーズの詳しい防水性能と、注意点についてをまとめて紹介します。
防水・防塵性能で最高等級のIP68は、最大水深6メートルで最大30分間とされています。
これは数あるスマホの中でも優秀で、少しの雨や水濡れ程度なら問題ない可能性が高いです。
防水・防塵の等級と保護の程度は以下にまとめます。
防塵性能
保護等級 | IPコード | 保護の程度 |
0 | IP0X | 保護されていない |
1 | IP1X | 直径50mm以上の大きさの固形物が内部に入らない |
2 | IP2X | 直径12.5mm以上の大きさの固形物が内部に入らない |
3 | IP3X | 直径2.5mm以上の大きさの固形物が内部に入らない |
4 | IP4X | 直径1.0mm以上の大きさの固形物が内部に入らない |
5 | IP5X | 有害な影響が発生するほどの粉塵が内部に入らない |
6 | IP6X | 粉塵が内部に入らない |
防水性能
保護等級 | IPコード | 保護の程度 |
0 | IPX0 | 保護されていない |
1 | IPX1 | 垂直に落ちてくる水滴に対する耐性 |
2 | IPX2 | 垂直から±15度の範囲で落ちてくる水滴に対する耐性 |
3 | IPX3 | 垂直から±60度の範囲で落ちてくる水滴に対する耐性 |
4 | IPX4 | あらゆる方向からの飛沫に対する耐性 |
5 | IPX5 | あらゆる方向からの噴流水に対する耐性 |
6 | IPX6 | あらゆる方向からの強い噴流水に対する耐性 |
7 | IPX7 | 一時的に一定の水圧(=水深)で水没しても内部に浸水しない |
8 | IPX8 | 継続的に水没しても内部に浸水しない |
IP68のiPhone15シリーズは粉塵が内部に入らず、水没させても内部に浸水しないという事になります。
ここで注意したいのが、防水機能は永続的ではないという点です。
iPhoneを長く使っていると、落下やダメージなどの蓄積によって本体に傷がつく事もあります。たとえ一度も落としたことが無い場合であっても、日常使いによる摩耗や劣化は必ず生じてくるものです。
これは防水機能についても例外ではなく、新品の時は問題なかった水濡れであっても水没して故障の原因になってしまう可能性もあります。
最高水準の防水性能だからと過信せず、完璧なものではないという意識を持って使用しましょう。
とは言え、日常生活においてiPhoneが水に濡れてしまう可能性は往々にしてあるものです。ここからは水没してしまった際の対処法について解説します。
・電源をオフにする
水没後はできるだけ早い段階で電源をオフにしましょう。
電源を入れたままにしておくと、基板のショートが発生するリスクが高まります。
同じ理由で、充電ケーブルやアクセサリーを接続するのもNGです。
・水分を拭き取る
電源を切ったら、次に本体についている水分を拭き取りましょう。
カバーを使用している場合は外してから、極力糸くずの出ない柔らかい布などを使用するのがおすすめです。
・本体を乾燥させる
水分を拭き取ったら、本体が完全に乾くまで待ちましょう。
基本的には自然乾燥で、湿気が少なく風通しの良い場所に置いておくようにします。
本体を振って水を出そうとしたり、ドライヤーで熱を加える行為は本体にダメージを与えて故障につながる為NGです。
「毎日お風呂にスマホを持って入りたい」「海やプールでスマホを使用したい」という場合には、防水ケースを付けて水没による故障を予防する事をおすすめします。
防水ケースの中にはタッチ操作が可能なものや、カメラが使用できるものもあり、用途に応じた商品を探すと良いでしょう。
当記事では、防水機能は完璧なものではないと紹介しました。
高い防水性能を期待してiPhoneを購入された方からすればこの機能自体が無意味なものに思えてきたり、特に防水ケースの使用などは煩わしく感じられるかもしれません。
ですがここでは、防水機能は自ら進んで使用するものではなく、緊急時の備えのような役割とであると考えます。
不意に濡れたてて触ってしまったり、突然の雨やうっかりトイレの中に落としてしまう事もあるかもしれません。備えあれば患いなし、そんな時に大切なiPhoneを守ってくれる頼れる機能です。
梅田店
530-0001
大阪府大阪市北区梅田1丁目3−1地下1階 大阪駅前第1ビル
06-6131-9797