iPhone4sとiPhone5の利用者にiOSアップデートを勧告

協定世界時(UTC)で2019年11月3日午前12時（日本時間の午前9時）から「GPS週数ロールオーバー」と言われる問題が発生して、一部のAppleデバイスに影響が出るとされています。

この「GPS週数ロールオーバー」とは、GPSの運用開始日の1980年1月6日を起点に、GPSから発信される時刻情報が、0から始まり1週間に1ずつカウントされていきます。このカウントは週番号に割り当てカウントされますが週番号は10ビットしか割り当てされていないので、カウントの上限値1023となり、上限値を超えると週番号が0に戻ってしまいます。この現象のことを「GPS週数ロールオーバー」と呼びます。

この現象は協定世界時(UTC)で2019年4月6日午前12時から起きており他社製品ではすでに影響を受けているデバイスも出てきていますが、Appleのデバイスで影響を受けるのが協定世界時(UTC)で2019年11月3日午前12時（日本時間の午前9時）とされています。

「GPS週数ロールオーバー」の影響を受けるとされているAppleデバイスは、以下の物となっています。

アップデート後「iOS10.3.4」になるデバイス
・iPhone5
・iPad (第4世代) Wi-Fi + Cellular
アップデート後「iOS9.3.6」になるデバイス
・iPhone4s
・iPad mini (第1世代) Wi-Fi + Cellular
・iPad2 Wi-Fi + Cellular (CDMA モデルのみ)
・iPad (第3世代) Wi-Fi + Cellular

2019年7月末にAppleは、「GPS週数ロールオーバー」を回避するためのアップデートである「iOS9.3.6」または「iOS10.3.4」を、上記のデバイス向けにリリースしています。

日本時間の11月3日午前9時までに、該当するデバイスが「iOS9.3.6」または「iOS10.3.4」にアップデートされなかった場合は、GPSでの正確な位置情報の維持や正確な日付情報を必要とするiCloudとの同期などが正常動作しなくなる可能性があるとAppleは警告しています。

iPhoneの修理ならダイワンテレコム姫路店にお任せ！