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ある特定の画像を壁紙に設定するだけでAndroidスマートフォンがクラッシュし、再起動しても復旧できなくなってしまう恐ろしいバグが発見され話題となっています。
Samsung関連製品のリークで知られているIce Universe氏(@UniverseIce)は自身のTwitterにて、壁紙に設定すると致命的なバグを引き起こす画像と警告を発信しています。
Ice Universe氏(@UniverseIce)は現地時間5月30日、警告とともにある1枚の風景画像を自身のTwitterに投稿しました。
「この画像を壁紙に設定すると、スマートフォンがクラッシュする原因になる。画像が送られてきても壁紙に設定しないで!」という内容で警告が発されており、特にSamsung製のスマートフォンユーザーに向けて強く訴えています。
実際にこの画像をAndroidスマートフォンで壁紙に設定してしまうと、画面の点滅を繰り返して操作不能になったり、頻繁にフリーズを起こすなどの問題が発生することが明らかになっています。
以下は実際にこの画像を壁紙に設定する実験を行った動画です。(9to5Google投稿)
Ice Universe氏の投稿に添付された画像は何の変哲もない風景画像です。
なぜこの画像をAndroidスマホの壁紙に設定すると不具合が発生するのかという疑問について、9to5GoogleのライターDylan Roussel氏が解説しています。
同氏が複数のAndroidスマートフォンでこの画像を壁紙に設定する検証を行ったところ、ファームウェアにAndroid 10を使用しているPixel 3 XLではクラッシュが起きたものの、Android 11ベータを搭載しているPixel 4 XLでは問題が発生しませんでした。
このことから、当該のバグは画像のカラースペース(色空間)に関連していることが判明しました。
通常、Android 10を搭載したスマホではsRGB色空間を使用した画像しか壁紙として処理することができず、RGB色空間を使用した画像を壁紙にすると処理にエラーが発生しクラッシュしてしまいます。
そして問題の画像はRGB色空間を使用しているために、壁紙に設定することでバグが発生してしまうということでした。
一方でAndroid 11ベータでは、sRGB色空間ではない画像を自動的に変換する機能が備わっているために、Pixel 4 XLはクラッシュしなかったようです。
本稿執筆時点ではAndroidの開発を行っているGoogleから、この問題に関するコメントは発表されていません。
しかし、致命的な不具合のためにアップデートで修正される可能性もあります。
現状では修正されていない不具合になるため、すべてのAndroidスマホが影響を受けるわけではありませんが自身のスマートフォンで試さないでください。
万が一、問題の画像を壁紙に設定しAndroidがクラッシュしてしまった場合、ブートローダーからAndroidを完全にリセットするか、セーフモードでAndroidを起動し、当該の画像ファイルを削除することで復旧が行えると9to5Googleは紹介しています。
source:Twitter / @UniverseIce
source:9to5Google
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