今回は普段皆様が使用している充電器の違いについて解説していこうと思います。
近年よく耳にするようになった【急速充電】こちらの充電は通常の充電器とどう違うのでしょうか、
「あんまりかわらない」そういった方も実は早く充電出来るようになるかもしれませんので参考にしてみてください。
通常の充電器
一般的に 5V/1A(= 5W)や 5V/2A(= 10W)程度の出力が多い
比較的ゆるやかなペースで充電される
急速充電
スマホなどのバッテリーに合わせ、より高い電圧や電流で短時間に充電できる仕様
例:5V/3A、9V/2A、12V/1.5A など、機器に応じて最適化されている
独自規格(例:Quick Charge、USB-PD、SuperVOOCなど)を採用している場合が多い
通常充電:フル充電までに2~3時間、またはそれ以上かかることが一般的
急速充電:最短30分~1時間程度でおおむね80%近くまで充電が進む(機種やバッテリー容量により異なる)
急速充電を行うためには、高出力対応の充電器と、**対応ケーブル(高電流や高電圧に耐えられる設計のもの)**が必須です。
充電器が出力を自動調整し、スマホ側の対応する範囲で電流/電圧を最適に送ります。
ケーブルも高電流に対応した太い銅線を使用していたり、急速充電規格に準拠したチップが内蔵されていたりします。
急速充電では高い電力を一気にバッテリーへ送り込みます。もしバッテリーやシステムがそれに対応していないと、過熱や劣化を早める原因になります。
近年のスマートフォンやタブレットには、**バッテリー管理システム(BMS: Battery Management System)**が搭載されており、温度やバッテリー残量、劣化状態などをモニタリングしながら、充電速度を自動でコントロールしています。
多くの急速充電方式では、
残量が少ない段階で高電力を一気に充電する(20~80%程度まで)
ある程度残量が増えてきたら電圧・電流を下げる
という2段階(または3段階)制御を行い、安全かつ高速に充電を行います。
短時間で充電できる
外出先など、時間が限られている場合に大変便利です。
残量が少ないときほど恩恵が大きい
急速充電対応機種なら、数分の充電でも大きく残量を回復させられることがあります。
発熱が大きくなる傾向
高出力で一気に充電するため、通常充電に比べて充電中の温度が上がりやすい。
対策:充電中はケースを外す、カバンなど密閉空間に入れっぱなしにしない、など
バッテリーへの負荷
温度が高い状態が続くとバッテリー劣化につながる場合もあるため、頻繁な急速充電は控えめにするユーザーもいる。
ただし、多くの端末はBMSによって保護されており、必要以上の劣化を防ぐよう設計されている。
デバイス側も急速充電規格対応である必要
スマートフォンが急速充電に未対応の場合、高出力の充電器を使っても通常充電の速度となる。
時間がないとき:急速充電
出先や忙しい朝など、「少しでも早く充電したい!」という場合は急速充電の出番です。
就寝前や長い充電時間が取れるとき:通常充電
急速充電の頻度を抑えてバッテリー劣化を少しでも遅らせたい場合は、寝る前や就業時間中など長時間充電できるシーンでは標準充電器を使うのも一つの方法です。
端末のバッテリー状況や使用シーンで使い分け
内蔵バッテリーは消耗品のため、どんなに対策をしてもいずれ劣化は進みます。とはいえ、普段の充電習慣を上手に組み合わせることで、快適さとバッテリー寿命のバランスを取ることができます。
急速充電は、高出力(電圧・電流)と専用のケーブル・充電器、そして端末側の対応によって実現。
通常充電に比べて短時間で充電が完了する一方、発熱やバッテリーへの負荷が大きくなるデメリットも。
時間がないときは急速充電、余裕があるときは通常充電というように、状況に合わせて使い分けるとバッテリー寿命を延ばしつつ快適に運用できる。
バッテリーが早く消耗してしまうと「バッテリー交換」や「買い替え」の手間やコストが発生してしまいます。急速充電と通常の充電器の違いを理解し、上手に併用することで、端末をより長く、効率的に使ってみてください。
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